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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

殺人プレイ『組殺』

双子ならではの殺し方とは(※誇張表現があります)。
続きを読むからどうぞ。

10月に書きすすめようとしている作品たち(※あくまで備忘録です)

黄昏睡蓮で途中になっている作品の一覧です。

・殺人プレイの続編(双子を送り返す方法とは……)10/18:書き終りました
[ 2018/10/01 18:32 ] 連絡 | TB(0) | CM(0)

お嬢様は『漬け込まれる』のがお好き おわり

 つり下げられたお嬢様は、タレによって変質した肌の色も相成って、吊された肉としか見えない状態だった。
 体表面に付着していたタレはほぼ落としたはずだが、内部の隙間から零れだしているのか、いまだにタレはお嬢様の足先から滴ってプールに落ちている。
「このままだと処理室に運べないんで……」
 ミラノがお嬢様の股間を広げていたクスコを取り外す。そして、広がっていた膣に押し込むように、鉄球のようなものを押し込んだ。膣内に残っているタレが外にあふれ出さないようにする処置だ。同様に、お嬢様の肛門からポンプ兼アナル栓となっていたものも抜き取り、鉄球を押し込む。
 膣内と肛門に入れられた鉄球は、磁力を持っているのか、お嬢様の肉越しにも張り付いていた。つまり、二つの玉はその力によって自重で抜け落ちなくなったのだ。
 さらにミラノはお嬢様の身体に耳栓と鼻栓を取り付ける。それによってお嬢様の身体の中からタレが零れ出すことはなくなった。
 新しいタオルで入念にお嬢様の身体を拭き、タレが零れないようにしてから、念には念をとばかりに透明のビニール袋が用意される。
 吊されたお嬢様の足先からビニール袋が被せられ、お嬢様を天井から吊している口枷よりも上で袋の口が閉じられた。
 そこで要約お嬢様の身体が床に降ろされ、台車の上に載せられる。
「よし、それじゃあ運ぶっすよー。……この台車、めっちゃ静かっすね」
 移動初めてすぐ、ほとんどガタつかない台車の動きを感じ、ミラノが呟く。
 礼司にしてみればそれは当たり前だった。
「この館で運ぶのはお嬢様の肉なんだ。ガタガタ揺れるような粗悪品の台車に乗せられるわけないだろう。別に安価な肉を軽んじるわけじゃないが、それと同じ認識でお嬢様の肉を扱われると困るぞ」
 肉には肉ごとによって扱い方が異なる。安価かつ大量生産を目的とする肉と、質に拘った少数生産の肉では扱いが異なって当然なのだ。
「……そうだったっすね。いやー、すみません。どうにも高級食材は扱ったことがないもんで」
「今後、たびたび呼ぶことになるだろうからな。その辺、切り替えて対応してくれよ」
 そんなことを話しながら、処理室へとふたりはたどり着く。
 そこには人間一人を丸焼きに出来る特別なオーブンが用意されていた。じっくりと時間をかけて焼くもので、焼き肉というよりは蒸し焼きに近い。
「タレに十分味がついてるから、特に下処理は要らないと思うっす。……というか、元々下処理を省略するための漬けタレっすし」
「ああ。タレの味を考えても、下手に果物を添えると味がばらつきそうだしな。ひとまず今回はそのまま焼いてみよう。次回以降はお嬢様専用の漬けタレを作ってもいいかもしれないが……それはまたお嬢様と相談だな」
 ふたりは運んできたお嬢様の肉をオーブン内に吊す。口枷の代わりにお嬢様の身体を支えるのは、鉄製のフックだ。先ほどまでは万が一外れて落下したら困るのでしっかり固定出来る口枷を使用していたが、ここまでくればあとは吊して焼くだけなのでフックで十分というわけだ。
 喉の奥、鼻の穴に通じる辺りにフックの先端が潜り込み、抜けないようにしっかりと刺し貫かれる。
「よし、あとはこれで数時間焼いていくぞ」
 礼司が大きなオーブンの扉を閉め、さっそく加熱を開始する。
 ジジジ、とじっくりと肉の焼ける音がして、タレのいい匂いがし始めた。
 タレは浸透力を強化した特別製のものだが、一端熱を通せば普通のタレと変わらないものとなる。
「中々いい匂いでしょ?」
「ああ。ただ、お嬢様の肉は味がしっかりしているからな……タレとの衝突がどうなるか」
「そればっかりは食べてみないとわからないっすねぇ」
 食材を扱うふたりの男は、そんな風に言葉を交わしつつ、タレに漬け込まれたお嬢様が焼き上がるのを待っていた。

~お嬢様は『漬け込まれる』のがお好き おわり~
 

お嬢様は『漬け込まれる』のがお好き 4

 ミラノは、タレのプールの中に腕を突っ込み、沈んでいるお嬢様の開いていた口に、その口枷を押し込んだ。
 後頭部にベルトを回し、外れないように引き絞ると、バルーンを膨らませて口内に口枷を固定する。
「ひきあげるっすよー。液体が跳ねかねないので気をつけてくださいっす」
 ミラノの合図と共に、天井からぶら下がる鎖が引き上げられ、それに接続された口枷が引かれる。
 ゆっくりとお嬢様の身体がタレのプールの中から引き上げられた。まず上半身のみが水面より上に持ち上げられる。
 どろりとしたタレを滴らせつつ、タレの色に染まったお嬢様の身体が露わになった。
 普段は色白のお嬢様の肌が、完全にタレの色に変わっていた。
 礼司とミラノは協力して、そのお嬢様の身体から必要以上のタレを拭って落としていく。
 口枷から伸びる鎖で天井から吊られたお嬢様は、まさに食材そのものであり、タレの相乗効果もあって、美味しそうと呼ぶのに十分な姿だった。
 徐々に引き上げながら、頭、顔、首、肩、胸、腕、とタレを落としていく。
 なお、その間にもお嬢様の肛門に取り付けられた装置は動き続けており、お嬢様の体内をタレで満たし続けていた。腸や胃だけでなく、気道を通って肺にもタレは流れ込み、お嬢様の身体を膨らませ続けている。
「もうそろそろ注入は止めてもいいんじゃないか?」
「そうっすね。それじゃ、失礼して……」
 ミラノはプールの中に再び腕を突き入れ、お嬢様の肛門に触れる。機械を止め、そしてそれはそのままただのアナル栓にかわった。
「オッケーっす。もっと引き上げましょう」
 お嬢様の下半身までが、水面より上に引き上げられた。ぽっこりと膨らんだお腹が露わになり、ミラノはそのたっぷりタレの入ったお腹を満足そうに撫でる。
「うん。十分な量が入ったっすね。これなら体内の肉にきちんと浸透するでしょ」
 さらに、ミラノは手押し式のポンプを持って来て、その細いチューブを、クスコで広げられたお嬢様の膣内に挿し入れる。
「子宮口は……と。ああ、ちゃんと降りてきてるッすね」
 体内からの圧力に押されてか、普段より近い位置に子宮口が見えていた。そのわずかな穴にチューブを押し込む。
「……おい、あまり乱暴にするなよ?」
「傷ついてはないから大丈夫っすよ」
 礼司の抗議を軽く受け流し、ミラノは手押し式ポンプを使って、お嬢様の子宮内にタレを流し込む。かなり大量のタレを注ぎ込んだのか、また少しお腹が膨らんで見えた。
「よし、あとは……」
 同様に、尿道にもタレが注がれる。
 完全にタレ袋とでもいうべき状態になったお嬢様の身体が、足先まで完全にプールから持ち上げられた。

つづく

お嬢様は『漬け込まれる』のがお好き 3

 硬く瞼を閉じてもかすかに染みこんで来たのか、目に激痛が走ります。
 成分が染みこんでくるタレによって眼球はその機能を失い、私が日の光を見ることはもうありません。
 そのことに対するわずかな寂しさより、自分が食材へとなる喜びが勝っていました。
 私はタレのプールの中で口を開け、周囲に満ちている大量のそれを飲み込みます。当然、鼻からもそれが体内に入ってきて、溺れているのと変わらない苦しみが襲いますが、根性で耐えました。
 そもそも、タレが浸透しきった部分の身体は麻痺しつつあったので、本気で抜け出そうとしても、浴槽の縁に腕をあげるくらいが精一杯だったでしょうけど。
 肺の中に空気の代わりにタレが入り込み、一気に気が遠くなります。少しでも多くの空気を吐き出すべく、努力しましたが、果たして本当に出せているのかもわかりません。
 肛門の機械は絶えず動き続けており、身体がさらに膨らんでいるのがわかります。
 きっと私の肉は美味しく食べてもらえることでしょう。
 私はそう願いつつ、意識を闇の中に溶かしました。


 漬け込まれた『私』が死んだようで、意識が元の肉体に戻ってきます。
「いかがでしたっすか? お嬢様」
 タレを調合してくれたミラノさんがそう私に問いかけて来ます。その少し奇妙な言葉使いに、部屋にいた礼司さんが眉をひそめるのが見えましたが、私は特に気にしません。
「そうですね……『私』も努力はしましたが、やはり意思だけでタレを体内の隅々まで浸透させるのは難しそうですね」
 ただ、そのことは事前にミラノさんにも言われていたことでした。
「やっぱ、そうっすよね。そうなると、あとは身体の各部に直接針を刺して、別個に注入するとかっすかねぇ……」
 注射針程度の穴だとしても、身体を穴だらけにするのは少し抵抗があります。
 無論最終的に調理する時には切り裂いてしまうわけですが、それとこれとは別の話なのです。
 例えば野菜とて形の歪なものより、形の整ったものの方が美味しく見えます。味に関係ないとわかっていても、やはり見た目の美しさというのは重要なものです。
 ましてや、いま議題に挙げているのは人肉なのですから。醜い者より綺麗な者を食べたいと思うのは自然の発想だと思うのです。
「うーん。できれば身体に残る傷は少なくしたいのですが……」
「それだと難しいっすよ……死んだあとでならなんとでも出来ると思うっすけど、生きたままとなると」
「難しいですねぇ……」
「これ以上タレの浸透力をあげてしまうと、今度は表面と奥でタレの濃度が違いすぎて、味がばらついちまいますし……」
 ままならないものです。
 ともあれ、今回はまだ初めての試み。まずはタレに漬け込んだ私の肉がどんな味になるのかというところもわかっていません。
「礼司さん、早速ですが漬け込んだ『私』を調理してくださいますか?」
 料理人の礼司さんにお願いします。礼司さんは恭しく頷いてくださいました。
「承知いたしました。ですが、少々お時間をいただきます」
「タレが乾くまではお嬢様の前に持ってこれないっすしね」
 浸透力が強力なあのタレですが、なんと一端乾くとその効力が失われて、タレの味だけが残るらしいのです。
 オリジナルである私の身体にタレの味を染みこませるわけにはいかないため、その事実はとてもありがたいものでした。
 私は漬け込まれた『私』の味を想像しつつ、どんな料理になって出てくるのかが楽しみでした。




 防護服に身を包んだ男ふたりで、その部屋の中に入る。
 ガスマスク越しにも濃いタレの匂いが感じられ、思わず礼司は顔をしかめた。
「……おい、ミラノ。本当に大丈夫なんだろうな、このタレ」
「信用ないっすねー。一応俺も同じ会社の社員なんすけど……」
 ミラノは苦笑いと共にそう口にする。
 彼の所属する会社は、お嬢様の家が率いる総合商社の子会社という立場にある。
 大まかな枠組みでいえば、食人系統の会社であり、同じ所属といえるのだが、礼司とミラノではその対象とする相手に大きな差があった。
 お嬢様のような富裕層をターゲットとした料理人である礼司と、一般庶民をターゲットとした会社員ミラノ。
 扱う食材は同じ人肉でも、その扱い方には大きな隔たりがある。
 決して礼司は一般庶民を対象としているミラノの仕事を軽んじているわけではない。
 だが、それと同じ扱いをお嬢様にされては困る、というのも事実なのだ。
 大量生産品である人肉と違い、お嬢様という人肉は存在が限られている。それを無暗に損なうようなことをすれば、首が飛ぶのは礼司なのだ。
「信用はしているさ。だが、無闇な信頼でお嬢様の品質に影響が出れば、それは専属料理人として私の落ち度になる。慎重にもなるさ」
 その言葉を聞き、ミラノも少し僻みが混じっていたと認めた。
「僻みが入っちまってすいませんね……ここだけの話、富裕層の人らって俺らみたいなのは見下してくることが多くて。ここのお嬢様は……その、なんというか、変わってるっすよ」
 もちろん悪い意味じゃ無くて、とミラノが弁明するのを、礼司は苦笑いで受け入れる。
「……かもしれんな」
 彼らの主足るお嬢様は、誰にでも丁寧に接する。
 決して身分による偉ぶった態度は取らない。
 それは彼女が自分を『食用の肉』としか考えていないことの表れでもあった。喰う者と喰われる者、それらは互いに尊重されるべきだと考えているのだと、礼司は聞いたことがある。
 実は、この世界でコピー体を食用にしている富裕層というのは少なくない。
 本来のコピー体というのはオリジナルが事故や病気などで何らかの欠損を生じさせた時、そこを補う形で使われるものだ。
 しかし、コピー体の寿命は短く、常に作り置いておくには短いスパンで繰り返し生み出す必要がある。新しいものを生み出すために古いものは破棄されていくわけだが、ただ破棄するのはもったいない、という発想が富裕層の食肉化を生み出した。
 結果として、富裕層が競い合うようにして自らの身体を磨きあげ、美味しい肉を生み出すことが普通になった。
 この館のお嬢様はそれが当たり前の時代に生まれ育った世代であり、それこそが彼女の富裕層の中でも珍しい価値観を生み出す結果になった。
 お嬢様より前の世代の者は、『高貴な肉を喰わせてやっている』という自尊心の強い者が多く、お嬢様より後の世代になると、今度は食肉として提供する者が少なくなってくるのだ。それはまた別の話だ。
 富裕層向けと一般庶民向け。
 狙う方向も扱い方も違えども、人肉を扱う仕事人であるふたりが、協力してお嬢様の調理に取りかかった。
 まずは、タレの底に沈んだお嬢様を引き上げなければならない。
「いつもはL字フックを口の中にぶっ刺して引き上げるんすけど……それだと雑に傷つけちまうんで、今回はこれを使うっす」
 そう言って彼が取り出したのは、丈夫な金具が取り付けられている、バルーンタイプの口枷だった。

つづく

お嬢様は『漬け込まれる』のがお好き 2

 肛門を塞ぐように突き刺さっているそれは、ただのアナル栓ではありません。
 特殊な機械が内蔵されていて、それは設定した時間通りに動き始めました。
「う……っ……!」
 肛門が無理矢理こじ開けられる感覚が生じ、タレのプールが波打ってしまいます。波打った拍子にタレが跳ね、頬にかかってしまいました。まだら模様になるのは嫌ですがいまさら拭うこともできません。
(今度漬け込む時は、身体を縄かなにかで固定しておいた方がいいですね……)
 私はそう考えつつ、身体の中で動く機械の感触に集中します。
 栓は直径五センチほどに広がり、私の括約筋を無理矢理広げてぽっかりと穴を生じさせています。栓の中は空洞であり、その隙間からタレが私の身体の中に入り込んで来ました。
 腸の中に残っていた空気がぽこぽこと浮かんできて、少し恥ずかしくなります。しかしすぐにそんなことを気にしている余裕はなくなりました。
 なぜなら、栓はただ穴が空いただけではなく、その内側に向けてタレを流し込み始めたからです。この栓はいわゆるポンプの役割を果たすもので、外に満ちているプールのタレを、私の腸にドンドン送り込んで来るのです。
 その勢いは決して速いものではありませんが、確かな実感を持って私の中を満たしていきます。大量に浣腸をされているのと変わりありませんが、それが排泄を目的としておらず、送り込まれた分、体内からタレの味を浸透させていっているということでしょうか。
 もっとも、身体全体にタレを浸透させるのであれば、血管に流すのが一番いいのでしょうけど……さすがに血管を流れるほどさらさらとした液体ではありません。
 それに血管に直接流すような真似をしたらすぐに肉体が死んでしまって結局全体に流すことは出来ないでしょうし。
(血液をタレの味にする方法があればいいのですが……)
 それはまた別の研究が必要でしょう。
 そんなことをつらつらと考えている間にも、肛門の機械は正しく起動し続け、私の体内をタレで埋め尽くしていきます。視線を降ろしてみれば、細かった私の腰は膨れあがったお腹がぽっこりと存在を主張しており、他の内蔵を圧迫する苦しみを生み出していました。
 さらにタレは身体に浸透して来ますので、圧迫して苦しいだけでなく、刺すような痛みも生み出していました。斬るとか折るとかとはまた別種の痛みですので、色々な痛みに慣れている私でも、この痛みには顔を顰めて額に油汗をかいてしまっていました。
(そろそろ……いいでしょうか)
 私は思ったように動かない手をなんとか動かしてお腹をさすります。食べてもらうためにここまで苦しんだのですから、美味しくなって欲しいという願いを込めて膨らんだお腹を揉みしだきます。瞬間、地獄の苦しみが腹部を中心に爆発しましたが、身体を震わすに留めて、耐えました。
 タレが胃の方まで逆流してきたのか、急にげっぷが出てしまいました。タレによって押し出された空気が溢れて来ているのでしょう。
 満たされるだけ満たされるべく、私は空気を口から吐き、そして最後の覚悟を決めました。あとは身体の感覚だけが頼りです。
 私は瞼を閉じ、突っ張っていた脚の力を緩め、頭まで全身をタレのプールに浸からせました。

つづく

お嬢様は『漬け込まれる』のがお好き

 その液体の中に入ると、途端に体中からぴりぴりとする感触が走ります。
 思わず顔を顰めてしまったのを見られていたみたいで、ミラノさんが気を遣ってくださいます。
「大丈夫っすかお嬢様? 結構な刺激物なもんで……目とかに入ると失明確実なんで気をつけてくだせえ」
 最終的には頭まで浸かるつもりなので遅かれ早かれ、ではあるのですが、まだ見えなくなるのは早すぎます。
「ありがとうございます。ミラノさんこそ、気をつけてください」
「私はゴーグルつけてるんで大丈夫っすよ。……とはいえ、この匂いはさすがにキツいんで、そろそろ別室に移動させて貰いやす」
 いまこの部屋には液体の匂いが充満しています。決して嫌なだけの臭いではないのですが、何事も限度があります。髪や肌に匂いが付いては大変です。
 ミラノさんは作業を終えるとそそくさと部屋から出て行ってしまわれました。
 私はその部屋の中に取り残され、深呼吸をして濃密な匂いを身体の中にあえて取り入れます。それが目的なのですから、匂いが十分にすみついてくれないと困るのです。
 私はその特製の『タレ』のプールに、裸で腰から下の身体を漬けていました。

 数日前、私は『私』の刺身を食べていました。
 私の身体は日々の調整の結果、何もつけずに食べても味わい深くなるようになっています。なので、刺身にした肉も、ほどよい脂肪の甘さと肉の濃厚さで、十分食べられるようになっていました。
 醤油などのタレを付けて食べることも出来ましたが、肉の味がぼやけてしまうのです。
 そのことが、私には不満でした。
 無論、肉を肉のまま、肉だけで食べて一番美味しいのが理想ではあります。ですが、食材としてみた場合はどうでしょうか。
 色々な食べ方があってこその食材です。ひとつの食べ方しか出来ない食材は、簡単に飽きられてしまうかもしれません。
 そうならない至高の味を追求するのはもちろんですが、それはまだ遠い理想の話です。
 そこで、発想を変えてみることにしました。
 なんらかのタレに肉をつけ込んで熟成させ、タレ込みの味を熟成させるのです。
 その試みの一つ目が、肉に浸透しやすいように作成したタレに、身体を漬けてみるというものでした。

 このタレは特別製で、本来は時間をかけてつけ込むものを、短時間かつ強力に肉にしみこむようにしたものです。
 しばらく浸した足をあげると、タレの色に変色していました。シミ一つなく白かった私の足は、こんがりと日に焼けたあとのような、小麦色になっています。
 タレが皮膚に浸透してくるとき、それなりの痛みを発しますが、その分味が染みこんできていることがわかるので、都合がよいものでした。
 私は水槽の端に頭が乗るように、身体全体をタレの中に沈めて行きます。敏感な乳首がタレに浸かり、身体が跳ねそうになるほどの刺激を生み出しますが、意思の力で身体を押さえ込みます。身体が暴れてタレが零れたら大変なためです。
 タレは半透明であるため、視線を下に向けると、タレの中に沈んでいる自分の身体が見えます。その身体の中央、股間の、膣の入り口がある場所は、医療用のクスコによって大きく広げられています。
 そうなればもちろん体内にもタレが入り込んで来ていて、私は相当な痛みを身体の中から感じていました。けれど、それもまた食材としての務めだと思えば、耐えられました。
 それに、まだこれは序の口なのですから、こんなところで音を上げるわけにはいきません。首から下の身体にタレが染みこんでくるのを感じつつ、その装置が動き出すのを待ちます。
 いま、私の肛門には特別な機械が挿し込まれていました。

つづく

殺人プレイ『奇殺』 おわり

 再生したまりかさんは、久しぶりに見る快活な笑顔を浮かべていた。
「久しぶりだね……といっても、郵送されている間は意識がないから、わたしは久しぶりという気がしないけど……水無くんにとっては久しぶり、だよね。かすみとみすずがお世話になったみたいで、ありがとう。わたしからも礼を言わせてもらうよ」
 開口一番、そう言うまりかさんは、本当に双子ちゃんのお姉さん的立場なんだな、と実感できた。
 まりかさんの左右にはかすみちゃんとみすずちゃんがぴったり引っ付いていて、仲睦まじい姉妹そのものだった。
 いまのまりかさんは双子ちゃんが作った手製の小人状態用の服を身に着けている。双子のふたりもその服を身に着けているから、縮尺が狂っていることを覗けば、普通の仲良し三姉妹という風情だ。
「いや、ふたりともよく働いてくれたから……むしろ、僕の方がお世話になったくらいだよ」
 実際、服のことだけじゃなく、双子ちゃんには色々働いてもらった。もらったというか率先して動いてくれたというか。僕よりよっぽど手際が良かったから、つい任せてしまった。
「水無さんはもっと料理などをするべきです」
「掃除ももっとまめにするべきです」
「うぐっ……が、がんばります」
 最低限のことはしていたんだけどなぁ。
 このふたりの家事能力は本当に高いから何も反論できない。
 しかし、そこでふと双子ちゃんはにやりと笑った。
「ただ……まりか姉さんがいるなら、その必要もないかもしれませんが」
「まりか姉さんは家事万能ですからね」
「……ふたりとも?」
 なんだろう、まりかさんから絶対零度の気配が滲んでいた。
 余計なことを言うな、というオーラがにじみ出ている。
「「なんでもありません。まりか姉さん」」
 双子はしれっとそう言って視線を逸らす。
 そんな風なやりとりはいつものことなのだろう。まりかさんは浅く長く溜息を吐く。
「まったく……君たちはそろそろ帰らないといけないんじゃないのか?」
「そうなの?」
「彼女たちはまだ学生だからね」
 そうだったんだ。確かにちょっと若いとは思ってたけど……。
 双子ちゃんは不満そうに頬を膨らませていた。元々幼いところのあるふたりだったけど、いまはまりかさんがいるからか余計に幼く感じる。
「「不本意です。もう少し残って水無さんとまりか姉さんのいちゃいちゃを――」」
「水無くん、彼女たちを送り返す方法だけどね」
 まりかさんは双子の言葉を無視して、僕に話しかけてくる。
 送り返す方法か……せっかく双子なんだし、それに相応しい郵送方法を考えないともったいない。
 けど、双子であることを活かす方法か。
「何かいい方法あるかな?」
「ああ。わたしにいいアイデアがある」
 まりかさんはにやりと笑って、楽しそうに唇に人差し指を当てた。
 どうやら、からかわれた分、双子ちゃんにお返しをするつもりらしい。
 でも、そのまりかさんの言葉を聞いて、かすみちゃんもみすずちゃんも楽しげに笑っていたところを見ると、双子ちゃんにとってもこの展開は願ったり叶ったりなんだろう。
 わざとそうなるように誘導した可能性まであるな。
 全く、殺人プレイ愛好家たちは、みんな一筋縄じゃいかない連中ばかりなんだから。
 僕は自分のことを棚に上げてそう思うのだった。


~殺人プレイ『奇殺』 おわり~

殺人プレイ『奇殺』 3

「く、くるし……っ、なか……圧迫……っ」
 どうやら、まりかさんの身体が戻る過程で、中にいる双子ちゃんを圧縮してしまっているようだ。いままで空洞だった場所に肉が生じていくわけで、そうなっても不思議じゃない。
 ランナーとなっていた部分のまりかさんの肉体が液体状に解け、まりかさんを纏ったかすみちゃんの足を這いあがり、元に戻っていく。
 そのままどうなるか見守っていると。
「ぐぎゅ、っ」
 不穏な声と音と共に、まりかさんプラモの関節の隙間から血が噴き出した。再生するまりかさんの肉体に圧縮されたかすみちゃんの身体が潰れ、破裂したみたいだ。
 ナノマシンの再生しようとする力はこんなに強かったのかと感心する。全身余すことなく潰されるというのはどういう感覚なのだろうか。プレス機みたいに上下や左右だけの圧縮ではないのだから、相当レアな感覚であることには違いないだろう。
 無事再生を果たしたまりかさんの身体は、プラモデルの状態の時にあった関節の隙間や、のっぺりとした表情も消え、小人サイズの人間の姿になる。
(……ん? なんだか、ちょっと全体的に浮腫んでるような?)
 考えてみれば当たり前のことなのだけど、まりかさんの中にはかすみちゃんがいた。そのかすみちゃんは元に戻るまりかさんの身体に押し潰されて、少しだけ血が外に飛び出したけど、大部分の肉体はまりかさんの中に残ったままだった。
 つまり、まりかさんは体の内側に人一人分の質量を抱え込んでいるわけだ。
 プラモデルから人形に戻ったまりかさんは、一瞬、僕のことを認識したように視線を動かし――その眼球が内側から盛り上がり、爆散した。
 頭部、胴体、四肢。
 すべてが一瞬ではじけ飛んだ。
「うわぉ」
 その突然の爆発には、グロい光景に慣れている僕でもさすがにビビった。
 その昔、自爆テロという爆弾を抱え込んで破裂させるという犯罪行為があったそうだけど、それでもこうはならないだろうという肉体の爆散ぶりだった。
「水槽の中に入れて置いて良かった……」
 加えて、丈夫な水槽で良かったというべきだろうか。
 かすみちゃんとまりかさんを入れた水槽は、飛び散った血と肉片によって赤く塗りつぶされ、中の様子がみえなくなっているほどだった。
 ガラスには脳漿の欠片や、潰れた眼球まで貼りついている。
 そんな姉妹が悲惨に爆散する光景を見ていたみすずちゃんが、羨ましそうにしていた。
「まりか姉さんに圧縮されて潰されるのも、かすみに体の内側から爆散させられるのも……どっちも経験してみたかったです」
「うーん。型がないからなぁ……帰ったらまりかさんのご両親にやってもらったら?」
「そうですね。楽しみです。……水無さんの力で再現できませんか?」
 物作りに特化した僕の力なら、確かに出来るかもしれないけど。
「さすがにランナーの型は作れないかなぁ……設計図があれば話は別かもしれないけどね」
「なるほど……」
 みすずちゃんが何か考え始めていたので、僕はそれを邪魔しないように、まりかさんとかすみちゃんの後処理を行うことにした。
 まりかさんは固定薬でしばらく死に続けていた上に、再生して早々また死んだ。
 ひょっとすると再生するのに必要なエネルギーが足りていないかも知れない。
 僕は冷蔵庫からエナジーボールを取って来て、まりかさんとふたごちゃんの片割れが弾けた水槽の中に、それを放り込むのだった。

つづく

殺人プレイ『奇殺』 2

 まだ見ぬまりかさんの両親に想像を巡らせつつ、まりかさんのプラモデルを組み立てていっていると、ふとかすみちゃんが呟いた。
「……これ、もしかして内側に入れるのでは?」
「え?」
 プラモデルだから中に空洞が出来るようになっている。まりかさんの体格と双子たちの体格はちょうど一回りくらい違うから、確かにできるかもしれないけど。
 ふたりは真剣な表情でじゃんけんをし始めた。
 どうやらどちらが中に入るか決めているみたいだ。
「よし! 勝ちました!」
「うぅ……かすみずるいです……」
 ただのじゃんけんの割にずいぶん長い時間をかけて決着がついた。
 どうやらかすみちゃんがまりかさんの中に入ることになったらしい。
「それでは水無さん、お願いします」
「はいはい……でも本当に出来るのかな……?」
 僕はそれが本当に出来るのか疑問だったのだけど、まりかさんのパーツはまるで誂えたかのように、かすみちゃんの身体を覆う形で組み立てることが出来た。
 ちょっとパワードスーツとか外骨格的な感覚で、男心をくすぐられたのは内緒だ。
 全てのパーツを取り付けると、かすみちゃんはゆっくり立ち上がった。関節部分もよく出来ていて、ある程度なら動けるみたいだった。
 ぎこちなくかすみちゃんが歩く。なんだか遙か昔のロボットを見ているかのような動きだった。
 もちろん目の部分が開いているわけではないから、何も見えない状態なわけで、ふらふら危なっかしい歩き方になっていた。
「マネキンになった気分です」
「ああ、確かに。そんな感じだね……」
 そのパーツはまりかさんの身体で出来てるんだけどね。
 僕はふと、この状態でコーティング剤の解除液をかけたらどうなるのか気になった。
「ちょっとごめん。こっちに入って」
 僕は小さな水槽を用意して、何も入れていないその中に、まりかさんを身に纏ったかすみちゃんを立たせる。パーツを切り取ったランナーも全部まとめて水槽の中に放り込んだ。
「おお、もしや……」
「この状態で解除液を使うのですか?」
 ワクワク、という擬音が聞こえてきそうなほど、楽しげに二人が期待した目を向けてくる。いや、かすみちゃんの方はまりかさんの外殻を見に纏っているから見えないのだけど。
「うん。どうなるかなって」
「「ぜひやりましょう!」」」
 どんな感じになるとしても、かすみちゃんは悲惨なことになると思うのだけど、相変わらず楽しそうだ。僕は内心ちょっと呆れつつ、かすみちゃんの頭から解除液をぶっかける。
 どろりとした液体が、人形の顔にどろりとかかり、その手の性癖を持つ人にとっては中々魅力的な光景になってるんじゃなかろうか。
 暢気にそう考えていると、まりかさんを身に纏っているかすみちゃんが、突然もがき苦しみ始めた。

つづく
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Author:夜空さくら (旧HN:黒い月)

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