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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

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殺人プレイ『閑話』1

 さすがにドリルで原型が残らないくらいに壊された栄巳ちゃんは、再生してもすぐ復調というわけにはいかなかった。
 同好会の人にタクシーを使わせてもらい、家まで帰った俺は、栄巳ちゃんを抱え上げて自分の部屋まで運ぶ。
 ベッドに横たえると、栄巳ちゃんは力なく笑った。
「ごめんなさい……疲れちゃって……」
「なに言ってるんだよ。むしろやりすぎた俺が謝るべきで――」
 そう口にしようとした俺の言葉を、栄巳ちゃんは遮った。
「先輩は悪くありません。だから謝らないでください。というより……私も殺人プレイ自体は気持ちよかったんですから、謝られても困ります」
「……そっか。そうだね。わかった」
 元々合意の上のプレイだ。本人が望まないレベルでやりすぎた場合なら謝罪も必要だろうけど、本人はもっとすることを望んでいる。単に彼女の体がついていかなかっただけで。
 俺は彼女の横たわるベッドの端に腰掛け、彼女の頭を撫でた。
「ま、少しは休憩しなさいってことだろうさ」
「……そうですね。たまには大人しくしましょうか」
「じっくり次のプレイについてでも考えようよ」
 俺はそう言って自分でまずは考えてみる。
「……たとえば車を使ったプレイはどうだろう」
「車、ですか? はねるんですか?」
「うん。広い敷地を使って思いっきり速度を出して跳ねれば、それだけでも十分だと思う。こう、体がバラバラになって、タイヤにすりつぶされて……さ」
「……うーん、個人的には、一瞬すぎてつまらないかもです」
「え?」
「だってすごい速度を出すのなら、それに伴う衝撃も凄まじいものになるでしょう? そしたら、さすがに意識を保っていることは難しいでしょうし……」
「……それは、そうだね」
「でも車を使うというのはいいアイデアです。私たちはまだ車の免許も持っていませんが、同好会の方に言えば自由に使える人がいるかもしれません」
「車を使った殺人プレイ……おっ、定番だけど引き裂きはどうだろうか?」
「……いいですね! じっくり車を動かしてもらえば、私も楽しめます!」
「手足をそれぞれ別の方向に引っ張る現代式牛裂きなんてどうだろう。空中に浮くくらいで止めて、むち打ちとかも面白いかもな」
「思わず体を跳ねさせて、肩がはずれちゃったりするんですね。最終的には腕や足が千切れていって……ああ、想像してたらドキドキしてきました!」
「とりあえず車による牛裂きは候補にいれておいて……他には何かあるかな」
「クラブは色んな設備をもってるんですよね?」
「同好会の主催者さん……柊山さんの話だとそうみたいだね。そういえば、栄巳ちゃんが寝ている間に柊山さんから『水中花』をやってみて欲しいって言われてたな……」
「すいちゅうか?」
「うん。文字通り水の中に栄巳ちゃんを沈めるって奴。ほら、よく土産屋とかで見かけるクリスタルボールってわかる?」
「はい。透明なボールとか箱の中に何かが閉じこめられているってやつですよね」
「うん。要はそんな感じで栄巳ちゃんを特殊な液体の中で固めてしまおうって話。殺人方法としてはコンクリート詰めに近いのかな」
「……じっくりゆっくり死んでいくってことですね」
「ああ。まあ、ナノマシンがあるから何年閉じこめられたってそう簡単に『確死』にはしないけど。栄巳ちゃんがよければ、柊山さんの趣味を満足させてあげるのもありかな、と思うよ」
「確かに……今日もそうでしたが、これから先長くお世話になる可能性のある人ですもんね……機嫌を取っておいて損はないということですか」
「そういう打算もあるんだけどさ。まあ、ぶっちゃけ俺もちょっと見てみたいんだよね。綺麗に出来たらしばらく飾っておきたいかなってちょっと思ってるくらいには」
「それ、私は暇そうですけどね……まあ、構わないのではないでしょうか」
「オッケー。じゃあこれは了承の返事を出すとして……」
「私からも既望を出して構いませんか?」
「もちろんだよ、なにかな?」
「爆殺を希望します」
「……爆殺、かぁ」
「シチュエーションとしては、お腹の中に爆弾を仕込まれた私を先輩が抱きしめ、一緒に爆死してくだされば最高です」
「んー……君となら心中も悪くないけど……その場合、俺は痛覚切るよ?」
「構いません。先輩に苦しんで欲しいわけではありませんので。ただ、そういうシチュエーションがいいなぁ、と」
「なるほどね。わかった。小芝居挟むのは無理だけど、抱きしめて爆死して欲しいっていうならその望みを叶えるよ」
「ありがとうございます!」
「案外栄巳ちゃんもロマンチストだね?」
「愛する人と心中したいというのは割とよくある願望ではないでしょうか?」
「そこまで断言されると、そうかもしれないって思えちゃうな……」
 俺は苦笑して栄巳ちゃんの頭をぽんぽん、と撫でる。
「思わず話し込んじゃったけど、ちょっと寝てた方がいいよ」
「そうですね。お言葉に甘えて少し休ませていただきます」
 素直に目を閉じた彼女の唇にキスを落とす。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
 栄巳ちゃんが寝てしまうと俺はもうやることがない。
 彼女の無邪気な寝顔を眺めながら、のんびりと次の殺人プレイのネタを考えることにした。


~続く~

殺人プレイ『閑話』2

 コーヒーを入れていたら、栄巳ちゃんが起きてきた。眠そうに目を擦る仕草がちょっと子供っぽくて可愛い。
「おはようございます……ふぁ……」
「ああ、おはよう。栄巳ちゃんもコーヒー飲む?」
「いただきます」
 栄巳ちゃんは俺に背後から抱きついて来た。俺の背中で彼女のふくよかな胸が潰れるのが感じられる。
「どうしたの?」
 彼女がここまで露骨に甘えてくるのは珍しい。不思議に思って背後に向かって問いかけると、栄巳ちゃんは少し笑っていた。
「いえ、こうしてゆっくりするのも久しぶりだと思いまして」
「あー、まあ、そうだね」
 普段は出会いがしらに殺人プレイに走ったり、部屋に入ってもすぐプレイの準備を始めたりでバタバタしている。
 栄巳ちゃんはさらに抱きしめる力を増して来た。
「ですから、たまには普通に甘えてみようかと」
「それは歓迎するけどね」
 時々こういう可愛いことをするから、栄巳ちゃんは愛おしい。
 俺はコーヒーカップを二つ手に持ち、リビングに向かう。ソファに腰掛けながら、栄巳ちゃんを隣に座らせる。
 栄巳ちゃんは俺の方にもたれかかりながらコーヒーを呑む。
「そういえば、先輩は休まれたんですか? 先輩もお疲れでしょう?」
 気遣いも出来る、俺みたいな人間には本当に勿体ない子なんだよなぁ。
 俺はコーヒーを口にしながら、彼女の言葉に応える。
「一応ちょっとは寝たから大丈夫だよ。バラバラになった栄巳ちゃんほどは疲れてないしね」
 これは本当だ。ドリルを扱う時など、結構ナノマシンを活用したことはしたけど、実際の疲れはさほどでもない。
 むしろあれだけバラバラにされた状態から一日も経っていないのに、ほとんど全快している栄巳ちゃんが異常なのだ。
 そういえば殺人プレイ同好会の主催者である柊山さんも、栄巳ちゃんの回復力には感心していた。普通の人なら数日間は復調出来ないレベルの破壊だったし、無理もない。
 ちなみに、栄巳ちゃんは特に回復力に特化しているナノマシンを有しているということもあって回復が桁外れに速いけど、殺人プレイ愛好家ならプレイ後の回復は総じて早めだ。それは殺されるということに対する心理的抵抗が少ないからであると言われている。ナノマシンの駆動にも心理的ストレスというのは結構関わって来て、例えば元々そういう趣味がない人がお金のためにこういうプレイに興じることがあったとして、その傷の回復はずいぶん遅いという話だ。
 そう考えると、栄巳ちゃんは本当にこの殺人プレイに関して全く心理的抵抗を持っていないということである。
「……ほんと、栄巳ちゃんって凄いよね」
「なんですか? 藪から棒に」
「いやいや、本音が漏れただけ。最初は、全然そういうことも知らなかったのにね」
 そう茶化していうと、彼女はプレイ中にも見せないレベルで顔を真っ赤にした。
「……昔の話はやめてください。あの頃の私は黒歴史です」
「ごめんごめん」
 少し拗ねてしまった栄巳ちゃんの頭を撫でながら、俺は回想する。彼女と出会ったのは大学のサークル活動だった。
 ただし、それは『殺人プレイ』に関係するものではなかった。


~続く~

殺人プレイ『閑話』3

 栄巳ちゃんとは、大学の現代文化学研究会というサークルで出会った。
 ナノマシンによる整形が当たり前になった現代では可愛い子も綺麗な子も当然で、そういう意味では彼女が入ってくると言っても盛り上がりはしなかった。
「でもまあ女ってだけで価値はあるよな!」
「性格良い子だったら当たりだよなー」
 そんな風に他のサークルメンバーが言っている中、俺は普通にレポートを纏めていた。はっきり言って新入生なんて面倒だしレポートの邪魔になるようなら入ってこなくても良いと思っていたくらいだ。
「なぁなぁ、お前もそう思うだろ? あ、いや悪い。邪魔した」
 同意を求めてきた奴を睨むとあっさり退散していった。そんなつもりはないんだが、どうにも俺が睨むと「殺してやろうか」という風に受け取られるらしい。
 全くもって心外な評価だ。俺は単に邪魔してほしくないだけだというのに。
 もちろん、俺にビビらない奴もいて、そいつは俺の手元を覗きこんでくる。
 全く。邪魔されたくないというのに。
「……『現代社会における過去異常とされた嗜好の受容の背景とそれによる文化的構築の基礎』……こりゃまた随分とストレートなタイトルだな……つうか、これ卒論か?」
「そんなわけないだろ。サークル活動の一貫だよ」
「いやいやいや、誰がこんなの読むんだよ! 軽く五百ページ越えてんじゃねえか!」
「新入部員たちにこれが活動サンプルだと言って渡すつもりだったんだけど」
「やめんか! 入部希望者が一人もいなくなるわ! お前以外誰もやってないし!」
「……もう第一部分は刷ってあるんだが」
「まさかの複数部構成!?」
 何をそんなに焦っているのかはわからないが、これくらいは現代文化研究会の一員として読んでほしいところなんだが。
 そうこうしていると、どうやら新入部員がやって来たようだった。
「失礼します」
 落ち着いた声だった。
 さっきまで散々自分勝手なことを言っていたサークルメンバー達が一斉にそっちに行き、ちやほやし始める。俺は興味がないので作業に戻った。
「やあよく来たね!」
「まあこちらにお座りよ!」
「ええと、栄巳ちゃんだっけ? あっ、ごめん。ええと、名字が……」
「別に構いませんよ」
「ほおお!? いきなり名前呼び許可だと!?」
「さてはこいつに気があるのか! そうなのかエイミー!」
「ちょっ、ばっ、そんなわけないだろっ」
「ええ、そんなわけありません」
 ざっくり。
 そんな擬音が聞こえてきたような気がする。
 案外容赦ないな、と何気なくそう思った。
「え、っと……」
「ちょ、ちょっと俺達はしゃぎすぎちゃったかなー」
「ふ、ふふふ……」
「大丈夫ですか?」
 そんな風に「栄巳ちゃん」とやらがいうのが聞こえて来たけど、お前だよトドメを刺したのは。
「だ、大丈夫、大丈夫。それで……えっと、部活動の内容だけど……」
「レポートの提出はいつすればいいですか?」
「れ、レポート? いや、そんな硬いことは……」
「実は私、高校の時に『近代文化学部』という部活に所属しておりまして……お恥ずかしながら、近代の文化が形成されていく段階について高校時代に書いたレポートを持って来ました。所詮高校生が書いたものですが、ぜひ先輩方の意見をお聞かせ願いたいと思いまして」
「……ちょっと待ってなにその紙束」
「レポートですが」
「いやいやいや何枚あるの!?」
「千枚ほどです。すいません、三年かけてもこれくらいしか……」
「…………おーい! 変人部長! お前の出番だ助けてくれ!」
 誰が変人だ、誰が。
 むっとしてパソコンから顔を上げると、サークルメンバー達が自然と避けていたため、メンバー達の向こう側で椅子に座っている『栄巳ちゃん』の姿が見えた。
 この時、俺は彼女と初めて出会ったのだ。

 大きく、丸い、澄んだ瞳が俺を映し出していた。


~続く~

殺人プレイ『閑話』4

 栄巳という名前の新入部員はじっとこちらを見つめると、突然立ち上がってこちらにやってきた。
「……現代文化研究会の部長だ」
 レポートの執筆は一時中断するしかない。不満はあったが、新入部員の相手をしないわけにもいかない。
 パソコンを閉じようとすると、その当の新入部員に止められた。
「気にしないで続けてください。見学させていただきますので」
 その眼がやたらと輝いているのを見て、俺は彼女が本気で俺の書いているレポートに興味を持っていることを知った。俺は何となく嬉しくなり、刷っておいたレポートの束を取り出す。
「……なんなら、印刷した物を読んでみるか?」
「ぜひ!」
 きらっきらっした眼で彼女はレポートを受け取り、それに眼を通し始める。
 俺は少し考えて彼女に声をかけた。
「君が持ってきたレポートを見せてもらってもいいか?」
「…………え?」
 聞こえていなかったらしい。すごい集中力だった。
「君のレポートを読ませてもらってもいいか?」
 繰り返すと、その意味を理解して彼女が喜ぶ。
「ぜひお願いします!」
 彼女が持ってきたレポートは分厚く、重かった。
(……ようやく、まともな部員が増えそうだな)
 俺はその確かな手応えを感じつつ、レポートに眼を通し始めた。

 いまの現代社会において、趣味の合う合わないはかなり重要な要素だ。なにせ外見の意味がほぼなくなっている以上、精神的なことが重要視されるのは誰にでもわかることだろう。
 そういう意味で、俺は栄巳ちゃんが気に入ったし、それ以外のサークルメンバーは彼女と交流することを諦めた。
 元々出会いを求めて活動が楽そうなサークルに所属していたような連中だから、出会いがなさそうだとわかると、さっさとやめていった。まあ、勝手だと思わなくもなかったのだが静かになってレポートが進むのだから俺に文句などあるはずもない。
 栄巳ちゃんも自分のレポートを読んでくれるのは俺くらいしかいないということを感じたらしく、他の部員が去るからといって残念がる様子はなかった。
 さて、肝心の栄巳ちゃんのレポートだが、案外しっかりしたものだった。もちろんライティングの技術や知識のない彼女のレポートは読みにくく、何が伝えたいのか今一つわかりにくかったりはしたが、それでも彼女のレポートは読み応えがあり、初めてサークルにふさわしい後輩ができたと俺は満足していた。
 彼女と俺は頻繁に意見を交流する機会を設け、積極的に互いのレポートをよりよいものに仕上げるために労力を注いだ。別にどこかに投降しようと言う気はなく、俺も彼女もただ自分が満足したいがための行為だった。
 そうこうしているうちに当然のごとく、俺は栄巳ちゃんが好きになり、彼女も俺のことを好いてくれるようになった。

 そうして俺達は付き合いはじめ、いまは殺人プレイにはまっている。

 どうしてそうなった、と思う人がいるかもしれないが、俺達にもよくわからない。
 ただ、俺達は現代の文化に興味があったため、自然とそういうプレイにも興味を持った。だから実は『殺人プレイ』以外にも様々なプレイに挑戦した時期があったのだ。
 その結果、一番俺達に合うのは『殺人プレイ』だということになり、いまでもそれは続いている。


~続く~ 

殺人プレイ『閑話』5


 あの頃の栄巳ちゃんはどこか冷めているような感じで、決して態度がいいとはいえなかったように思う。半分は天然だったけど、もう半分は遊びほうける同年代の者に対する嫌悪で出来ていたように思うのだ。
 だからこそ栄巳ちゃんは孤立気味だったし、その頃の自分を振り返りたくないと思うのだろう。俺にとっては彼女と出会った当初の大事な記憶だから、割とよく思い返したりするわけだが。
 まあ、何はともあれ彼女と出会えたことはいいことだと思っているし、運命というものに感謝している。
「……まあ、栄巳ちゃんがこんなに『殺人プレイ』にハマるとは思ってなかったんだけどな」
「そうなんですか?」
 思わず呟いた言葉に、栄巳ちゃんの返答がある。俺の肩にもたれかかっていた彼女は不思議そうな眼で俺を見上げていた。
 可愛いアングルだなと思いつつ、俺は頷いた。
「うん、まあ、特殊な性癖ではあるからね。いくら現代社会がわりとおおらかになったとはいえ、さ。栄巳ちゃんみたいなまじめな子がハマるにはちょっと特殊すぎるから」
 まあ、実際はまじめな人間ほどそういうちょっと変わったことにハマりやすかったりするんだけどね。
 彼女は納得したような、納得していないような顔で俺の肩に再びもたれ掛かってきた。
「んー……そうなんでしょうか。私は私の好きなことをしているだけですが」
「甘えんぼうなのは結構予想してたけどね」
 茶化すようにそう言うと、彼女は一瞬こちらを呆けたような視線で見上げ、そして、一気にその顔を赤くした。
「そ、それは言いっこなしですよ!」
 恥ずかしがる彼女は本当に可愛い。体どころか中身すらよく見る栄巳ちゃんだけど、本当に彼女は心まで可愛い子だった。
「可愛いってことだから別に恥ずかしがることないのに」
「だっ、だめです。許容できません!」
 栄巳ちゃんは俺の肩口に顔を押しつけ、真っ赤になった顔を隠そうとする。
 そういえばサークルを辞めていった中に、栄巳ちゃんのことを「いつも敬語で離してて壁を作られているように感じる。俺達と仲良くなる気がないんだろう」なんて言っていた奴がいたな。それは的外れな指摘と言わざるを得ないのだが。
 栄巳ちゃんが常に敬語なのは、忙しい両親の代わりに彼女を育てていた祖父母の口癖が移ってしまったのだということらしい。穏やかな人格者の影響を色濃く受けた口調なのであり、だからこそ恋人の俺にすら敬語で接しているだけだ。
 全く、文化を形成されるには理由があるということをわかっていなかったあいつは、本当に出会いだけを求めてこの部にいたんだろうな、と今更ながら呆れてしまう。
 栄巳ちゃんはそういう奴らと仲良くなる気はなかっただろうし、その部分だけを考えれば、あながちそいつの指摘に間違いはなかったと言えるかもしれないが。
「俺は甘えん坊な栄巳ちゃんも大好きだよ」
 ここぞとばかりにそういうと、彼女は相変わらず恥ずかしそうにしながらも、こう返してくれた。
「……もちろん、わたしも、先輩が大好きですよ」
 俺と栄巳ちゃんは優しく触れるだけのキスをする。
 
 愛情表現が『殺人プレイ』で、ちょっと特殊かもしれないが、これも立派な一つの愛なのだと俺は思っている。
 
 
 
 
~殺人プレイ 『閑話』 終わり~
 
 
 
 
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