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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

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お嬢様は『食べられる』のがお好き1

 どすり、と鈍い音がお腹から響いて来ました。
 灼熱がお腹で弾け、喉の奥からこみ上げてくる物を吐きだしてしまいます。真っ赤なそれは錆臭い匂いをさせながら、わたしの身体を汚していきました。
「げふっ、くぅ……」
 目の前にパチパチと火花が瞬きます。それがあまりにも強い激痛のためだと気付いたのは暫くしてからでした。
 神経が焼けそうなほどの激痛は、私の意識を混濁させます。
 私のお腹に刃物を突き刺した元凶である、若いコックは心配そうにわたしの顔を覗きこんで来ました。
「大丈夫ですか? カナエお嬢様」
 わたしはそれに返事をしようとしたのですが、喉から溢れるものが気管に入ってしまってそれどころではありませんでした。
 それを感じたコックが、わたしの口元を綺麗な布で拭ってくれます。
「お嬢様の綺麗な顔を血で汚すのは勿体ないですね」
 口元を拭いつつ、コックは別の包丁でわたしの首筋をかっ切りました。血が勢いよくそこから噴きだします。
 血がそちらから噴出したことで、口元からは漏れ出なくなりました。けど、代わりに頭に血がゆかなくなり、意識を失いそうになります。
 わたしは意識を失わないように、必死になって保ちます。
 コックは満足そうに頷いたあと、わたしの身体を解体しにかかりました。
 手際よくお腹をかっさばき、内臓を取り出して行きます。肋骨を砕いて魚の開きのようにわたしの身体を開いたかと思うと、小さく脈動する臓器を手の平に載せて私の前に見せ付けて来ました。
 心臓です。私の命の中核を成す、一番大切な器官。
 それを、目の前で握り潰されました。
 わたしの身体は勝手に大きく跳ね、そして、一気に血圧が下がって意識を失うことになりました。

 私は、死んだのです。




 わたしが死ぬ様を見ていたわたしは、首筋に潜りこんでいた神経接続プラグを抜き取りました。
 それを近くに控えていた政宗に渡してから、わたしの解体を続けるコックに声をかけます。
「ちょっと、上切さん。死なせるのが早すぎですよ」
 そう声をかけると、まだ若いコックである上切さんは申し訳なさそうに頭を下げる。
「申し訳ありません、カナエお嬢様。お嬢様が苦しんでいるところを見るのが忍びなくて……」
 優しい上切さんは時折そういう配慮をする。何らかの原因で無理矢理運ばれてきた『食材』に対してならばともかく、その配慮はいまの状況では必要ないものだった。
 切り替えが出来ない彼は、やっぱりまだまだ半人前ということなのだろう。コック長の礼司さんなら顔色一つ変えずにやってくれるのに。
「苦しんでいるのではありませんわ。わたしは楽しんでいるのです」
 そう言ってから、わたしは彼に指示を出す。
「まあ、とにかく今回のわたしの調理はあなたに一任します。以前礼司さんから聴きましたが、人肉は手早く処理しないと美味しく調理は出来ないのでしょう?」
「あ、はい! ただちに!」
 慌てて上切さんはわたしの調理にかかる。
 彼はどんな風にわたしを料理してくれるのか。
 わたしはとても楽しみだった。

お嬢様は『食べられる』のがお好き2

 わたしの名前は、神三門カナエ。
 世間一般的にいう、お嬢様という立場にあります。
 お父様の財閥は昔から続く由緒ある家柄らしく、わたしも幼い頃から蝶よ花よと育てられました。そのおかげで研ぎ澄まされた容姿は、非常に優れていると言えるかもしれません。
 しかし、わたしにしてみれば綺麗だと言われることも、美しいと呼ばれることも、特に嬉しいことではありませんでした。
 わたしにとっては、人の身体というものは、美味しく食べられる身体かどうかということが、大事なことだからです。
 柔らかく煮込まれた肉をスプーンで掬い上げ、それを口に運びました。シチューの味が染み込んだその肉は、普段は歯ごたえが強く、噛み切るのに難儀するのですが、煮込まれているからなのか、それとも何かしら下ごしらえの段階で何かしていたのか、口の中で柔らかく千切れました。
 よく噛んでから呑み込んで、口元をナプキンで拭いました。
 そして、部屋の片隅で控えていた上切さんに声をかけます。
「とっても美味しいです!」
 上切さんは笑顔で頭を下げました。
「恐縮です。お嬢様」
「これくらいの塊だと硬くて噛みちぎれなかったと思うのですけど……この肉は柔らかいですね。煮込むだけでこんなに柔らかくなるものなのですか?」
 そう尋ねてみると、上切さんは朗らかに説明してくださいました。
「煮込むのも関係ないとは申しませんが、下準備の段階で肉に切り込みを入れておいたのです。そのため、シチューが肉に染み込みやすくなり、同時に噛みちぎりやすくなる……というわけです」
「なるほど……いつもは挽肉にして頂いていますから、あまり意識したことがありませんでしたが、調理法一つでこんなに変わるものなのですね」
 そういえば、生きたまま挽肉マシーンにかかったこともありましたね。
 あの時の、身体が端からすりつぶされて行く感覚はとても素敵でした。またじっくり味わいたいものです。問題は肉はともかく骨がマシーンの刃を痛めてしまうのでそう何度も出来ないということでしょうか。
 私はお金のことについて苦労したことはありませんが、浪費することが悪だということはわかります。的確に使うのであるならばともかく、無意味な浪費はお父様からきつくお叱りを受けてしまいます。
 シチューを掬いながら私は周りに呼びかけました。
「さあ、みなさんも食べてみてくださいませ。とても美味しいですわよ」
 その私の言葉に、使用人の方々やコック長の礼司さん達が頷いた。
「ありがたく、いただきます」
 皆さんが一斉に私の肉のシチューを食べ始めます。
 肉を口に含み、歯で噛みつぶされていくのを見て、私は最高の興奮を得ることが出来るのです。
「美味しい、ですか?」
 ドキドキしながらそう問いかけると、皆さんは笑顔で頷いてくださいました。
「お嬢様の肉はいつもと変わらず美味しいです。……が、少々シチューの味が濃すぎますね。これではせっかくの肉の味を味わえません」
 コック長の礼司さんは厳しく上切さんの料理を評価します。上切さんは恐縮していました。
 私はのんびりと自分の肉が使われたシチューを食べながら、次はどんな風に食べられようか、考えるのを楽しんでいました。

お嬢様は『食べられる』のがお好き3

 最近は目覚ましい科学技術の進歩により、自分のコピーを作ることが合法的に許可されていました。
 それは一昔前に問題になっていたクローンとは全く別の方法で編み出された、まさにコピーというべき存在で、記憶から身体情報まで全てを同一としています。
 私はそれを活用して、自分のコピーを作り、神経接続によってそれが食べられる瞬間の記憶や感情、感覚を全て共有することが出来ました。
 これだけだと、人によってはコピーに成り変わられることを危惧する人がいるかもしれません。しかし、その心配はありません。なぜなら、コピー体というのは長期間生命を維持することが出来ないからです。作り出されておよそ五時間で自然と生命活動が止まるように出来ています。また、神経接続によって記憶や感覚の共有が出来るため、私を殺すことは自殺と同じ行為になるからです。
 そもそもコピーとはいえ私は私ですから、殺されて食べられたいという願望を持っています。コピー体はオリジナルからしか作れないため、コピーが生き残ることにうまみが全くないのです。
 まあ、そんな小難しい話はおいておきましょう。
 重要なのは、私は私が殺されて食べられるまでを何度も何度も体験できるという点です。
「さて、今日はどうやって食べられましょうか」
 コピー体として生まれた『私』は、目の前にいる私に対して問いかけます。
 オリジナルの私は『私』を見て、柔らかく微笑んでいました。
「これから死ぬ私にお任せしますわ」
 私はきちんと服を着て、その髪も丹念に整えられています。しかし、『私』の方はなにも身に付けていませんでした。髪も軽く櫛を通した程度でぼさぼさです。
 同じ私のはずなのに、格好だけで人間であることと食材であることが綺麗に分かれているのですから、面白い話です。
 私に決定を一任された『私』は少し考えましたが、答えは生まれる前から決まっていました。
「それでは、今日は丸焼きになって食べられたいですわ」
 いつもは趣向を凝らした料理をされる私ですが、今日は素朴に豪快に丸焼きになってみたく思いました。
 それに対して目の前の私は満足そうに頷きます。
「それでは礼司さん、上切さん、お願いします」
 部屋の隅で待っていた礼司さんと上切さんがそれぞれ頷きます。
「畏まりました。お嬢様」
「ではお嬢様。こちらへどうぞ」
 『私』を呼ぶ上切さんの声に従って、『私』は部屋から出ていきます。
「それではご機嫌よう、私」
「ご機嫌よう、『私』」
 オリジナルの私と『私』は軽く挨拶を交わして、別れました。
 もう生きて会うことはないでしょう。

お嬢様は『食べられる』のがお好き4

 二人に連れていかれたのは、大きな竈がある部屋でした。
「これで焼くのですか?」
 私は期待を込めて二人を見つめます。二人は頷きました。
「はい、人を並べて五人は焼ける特別製です」
「オーブンもいいのですが、やはり丸焼きならば原始的な器具の方がいいだろうと思いまして」
 美味しく食べてもらうためにはこの二人の協力が不可欠です。この二人の腕前は十二分に信用できるものでした。
「ではお願いしますわ」
「承知いたしました」
 食材の『私』に対しても、礼司さん達は丁寧な対応を心がけています。あくまで食材なのは『私』の体であって、精神は二人の雇い主であるお嬢様であるという認識ゆえです。
 いささか真面目すぎるきらいもある二人ですが、だからこそ私は二人に私の体を任せることが出来るのです。
「ではお嬢様、まずは剃毛をいたしますので、こちらにどうぞ」
 そういって二人に促されたのは、広い台の上でした。
 私はその上に自らよじ登り、横になります。
 そして、二人の手が特殊な薬をしみこませた布巾を使って『私』の体を隅々まで噴き始めました。
 少しひんやりして、次にむずむずし、そして再度そこを布巾が通過すると、私の全身の毛は根こそぎ綺麗にされてしまっていました。いわゆる脱毛剤によって本来ならバリカンでさえ剃れない部分まで全てが剃られてしまったのです。
「失礼いたします」
 その手は顔にも伸びてきました。丸焼きですから当然頭部も焼かれます。そうなると私の自慢の髪も邪魔なだけの存在です。
 しばらく目を閉じてじっとしていると、頭にあった髪の毛の感触が徐々に消えていき、合図があって目を開けた時には非常に涼しい感覚が頭部を包んでいました。
 丸坊主だけでなく全身がつるつるになってしまいました。オリジナルの私がこんな風にされたら大変ですが、コピー体ですので問題ありません。
「少し痛みますよ」
 礼司さんが『私』の首筋に何か小さな物を埋め込みます。それはプラグによる直接神経接続が出来ない時に使用される記録媒体で、私の記憶や感覚を全て記録出来るものです。衝撃にも熱にも強く、今回のような場合にはとても訳に立つ経験記録媒体です。
 『私』の首筋にそれが潜りこむ時にはさすがに少し痛みましたが、ささいなものでした。
「さて……それでは次の段階に入ろうと思いますが……どんな格好で焼かれたいですか?」
 その問いに対し、私の答えは決まっていました。
「一番恥ずかしい格好で焼かれたいですわ」
「わかりました。では『開き』で焼きましょう」
 そういうと、礼司さんは上切さんに指示をして、一本の太い鉄の棒と、それよりは細い二本の棒、そしていかにも頑丈そうな鉄線を持ってきました。
 全部で三本ある鉄の棒は、全て先端が尖っていて、棒というよりは針といった方がしっくりきます。
 それを持って、礼司さんが『私』のお尻側のテーブル脇に
「よし……では始めます。あまり動かないでくださいね。上切。身体を抑えておけ」
「はい」
 礼司さんがその鉄の棒の先端を、『私』の肛門に触れさせます。上切さんが身体を両手で抑えました。
 ちくり、と少しだけ痛みが走ります。
 そして、次の瞬間。
 一気にそれが『私』の中に押し込まれました。

お嬢様は『食べられる』のがお好き5


 お尻の穴から、尖った大きなものが身体の中に潜りこんでくる感触が走ります。
「ぎっ……あぐっ!」
 なるべく身体を動かなさい方が綺麗に貫かれるとわかっていても、どうしても貫かれる激痛の前に身体が跳ねそうになります。それを、上切さんが抑え込んでくれました。
 ズッ、ズッ、ズッ、と徐々にその棒が身体の奥へと潜り込んで行きます。痛みは背骨の辺りを這い上がるように広がり、胸のあたりまで来ました。私は口から血を吐いて、苦しみを吐きだします。
 そのうちに痛みは首のあたりに来ました。喉の奥からこみ上げてくるものを手の平で感じたのか、礼司さんと上切さんは私の身体を台のギリギリの位置に動かします。
 頭を後ろに倒し、口が真っ直ぐ上を剥くように調整されました。
 そして、その口から身体の中を貫いて来た棒が突き出て来ます。色々と大切な器官を破壊された『私』は、辛うじてまだ生きていましたが、呼吸が阻害されていることもあり、すぐにでも死んでしまいそうでした。
 礼司さん達は先ほど用意していた細めの二本の棒を使い、身体を開いた状態で固定して行きます。M字開脚にされた脚のふくらはぎ、太もも、胴を貫いた棒のせいで、M字開脚の状態を強制的に取らされます。足をこんな風に開くことなどないので、恥ずかしいところが丸見えになってしまい、さすがに少し恥ずかしくなりました。
 手も同じような形で貫かれ、平べったく身体を開いた状態になりました。
「それでは、入れます」
 礼司さんと上切さんが二人がかりで棒を持ち、『私』の身体をかまどの中に入れました。
 まずはあおむけの状態です。とはいえ、首は限界近くまで沿っているため、微かに自分の下の様子が見えました。
 火が灯され、それは一気に『私』の身体を炙ってきます。
 自分の肉が焼かれて行く激痛と、皮膚が爛れて行くような感触を覚えつつ、私の意識は火の中に消えて行きました。


 やがて、私の前に出された『私』の丸焼きは、非常に香ばしい匂いをさせていました。
「さすがに丸焼きは壮観ですわね。パーティーでも開けば良かったかしら?」
「ひとまず今回は素材の味を活かし、香辛料やスパイスは最小限にしております。ナイフとフォークで切り取ってお食べください」
 私はその礼司さんの進めに従い、目の前に横たわっている『私』そのものの丸焼きに手を付け始めました。
 こんがりと茶色に焼けたその胸をナイフで切り取ります。よく油が乗っているからか、よく焼けているのに柔らかそうです。
 口の中に入れて噛むと、程良い弾力と程良い塩味が口いっぱいに広がります。
「……中々素朴な味ですね」
 少し筋があって硬いような気もしますが、これはこれで美味しいものでした。羊肉などの感触が近いかもしれません。
「しかし……やっぱり丸焼きは出来あがりはともかく、やられている記憶はあまり面白くありませんでしたね」
 割とすぐに死んでしまったため、楽しむ余裕もありませんでした。こんど丸焼きをする時はその方法をよく考える必要がありそうです。
 私は『私』を切り刻みながら、周りに控えている皆さんに向かって指示を出します。
「私一人ではとても食べ切れません。皆さんも熱いうちに食べ始めてくださいな」
 ぞろぞろとテーブルの周りに集まってきた使用人の方々が、『私』の身体に群がってどんどん切り取って行きます。
 私は自分が食べられていくその光景に、満足しました。
 ただ、この瞬間の記憶を主観的に得られないことが残念でした。

 次はどんな方法で食べられましょうか。
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