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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

金色スライム 1


 長年誰も訪れる者のない、あるダンジョンの宝物庫。
 金銀財宝の山がうずたかく積まれたその宝物庫の中空に、大きな繭が浮かんでいた。繭からは天井や壁に糸のような物が伸び、中心の半径数メートルはある丸い部分を空中に留めている。
 その金色の繭はすべてが金属で出来ていた。いかなる攻撃も弾く固い材質。たとえハンマーや大剣を叩きつけたところで、その金属の繭はびくともしないだろう。それは繭を空中に浮かべている天井や壁に伸びた糸のような部分も同じで、切り裂こうとしても並の刃では歯が立たないに違いない。
 絶対的な強度を持って、その金属の繭は宝物庫に鎮座している。
 そんな金属の繭が、突如どろりと融解した。
 外部から熱を加えられた様子はない。まるでその金属そのものが生きているかのように流体化し、前触れも無く蠢き始めたのだ。
 それもそのはず。その繭はただの金属ではなく、金属のようなスライムが形作っていたものだったからだ。
 かつてこの世界で栄華を極めた魔法使いたちは、その積み上げた栄華の象徴である宝物を守るために、様々な工夫を施した。それがダンジョンと呼ばれる大迷宮であり、そこに仕掛けられた無数の罠である。
 その金色のスライムもその罠の一種であった。とある特別な盗掘者を想定されて作られたものであり、いかなる魔法・物理攻撃を無効化するだけではなく、その盗掘者を捕らえる機能も有している。
 繭の形を崩したことで、その成果が誰の目にも明らかになった。
 液体状に溶けた繭の中から、人型が露わになる。金色のスライムが表面を覆っているため、大まかな輪郭しかわからないが、それは人間の女性の形をしていた。
 年の頃は二十歳前後であろうか。細身の身体に豊かな乳房、長い手足にたおやかな指先、端正な顔立ちといい、その人が絶世の美女と呼ばれるに相応しい美しさを有しているのは、全身が金色のスライムに薄く覆われていてなお、明らかなことだった。床に力なく横たわる姿さえ、見る者の目には煽情的に映る。
 その胸が上下し、震え、その者は激しく咳き込んだ。金色のスライムの破片が飛び散り、床に広がったスライムの中に再び戻っていく。
 咳き込みつつ、身体を起こし、四つん這いになった彼女は、口から大量のスライムを吐き出した。どうやらスライムは彼女の身体の中まで埋め尽くしていたようで、明らかに胃に入る容量を越えた量のスライムが吐き出されていた。
「ゴボッ、ゴホッ、げほっ、ぅえ……」
 彼女の全身を覆っていたスライムは、彼女が身体を起こしたことで、徐々にその表面を滑り落ちていった。スライムが滑り落ち、彼女の素肌が露わになっていった。
「はぁ……はぁ……急に、どうしたの……?」
 スライムに捕らえられていたとは思えない冷静さで、彼女はひとり呟く。普通の女性ならスライムに取り込まれて身動きひとつ取れない状態で時を過ごせば、程なく発狂してしまうことだろう。だが彼女はそんな様子など微塵も無く、ただ突然状況が変化したということに驚いているという様子でしかなかった。
 しかしそれはある意味当然である。
 彼女は死ぬことがない存在ーー不死者だったのだ。
 そもそもこの場所に彼女が来たのも、長く生きすぎて退屈を持てあましていた彼女は、死ぬほどの刺激を求めて、魔法使いの作ったダンジョンに潜ったのである。宝物庫に至るまでの山のようなトラップを死んでも死なない性質を利用して文字通り正面突破し、宝物庫にたどり着いた。
 だがそういった不死者対策として最後に用意されていた「獲物を殺さずに捕らえ続ける」金色のスライムによって、ずっと捕らえられていたのである。
 彼女は早々に脱出を諦めて茫洋と時を過ごしていたが、彼女がスライムに捕らえられてから二千年の時が経過していた。
 元々長い時を何をするわけでもなく過ごしていた彼女であるため、二千年程度は「少し長く寝ていた」程度の感覚なのだが。
(罠が解除された……というわけじゃなさそうだけど……)
 ダンジョンの中は相変わらず暗く、宝物を持ち出そうとする動きもない。そもそもこのダンジョンは制作者が死亡したため、トラップを解除することができないとされていた。
 いまさら解除されたとは考えにくい、と不死者の彼女が考えていると、その答えは意外なところからもたらされた。
 彼女の周囲に広がる金色のスライム。それがかすかに震えたかと思うと、彼女の身体に這い上がって来たからだ。
「ひゃ!?」
 スライムの内部に取り込まれ続けていたからこそ、スライムが身体を這い上がってくる感触は彼女にとって二千年ぶりの感覚だった。思わず年頃の少女のような悲鳴をあげてしまった彼女だが、それに対して羞恥を覚えている暇はなかった。
 彼女の身体を這い上がるスライムは、身体の外だけではなく、中も這い上がっていたからだ。それはすなわち、彼女の肛門と膣から、体内へと入り込んでいるということである。
「うあっ、ああっ」
 排泄する場所から液体が逆流してくる感触は生理的嫌悪感を嫌でも引き起こす。彼女は不死者であるが、その感覚は普通の者となんらかわりがない。悲鳴をあげようとするが、そのあまりに大きな苦しみに声を上げることもままならなかった。
 徐々に膨らんでいく腹部は、スライムの重量は普通の水より重いのか、鉛玉でも埋め込まれたのかと感じるほどのもので、彼女は立ち上がることも出来なくなっていた。
 入り込むスライムの量は全く衰えることはなく、彼女は肛門から胸の辺りまでが地面と一体化してしまったかのように感じ始めていた。彼女の足下に広がるスライムと彼女の体内に入り込んだスライムは木と根っこのように繋がっており、彼女をその場に固定化する役目を遺憾なく発揮している。
 少しでも動こうものなら身体の中が抉られるような痛みが走るため、彼女はぴくりとも動けなかった。その上、身体の表面を這い上がったスライムは、彼女の身体をコーティングするように覆っており、そのコーティングはすでに彼女の下あごの辺りまで終わっていた。
 せっかく自由になったと思われた彼女だが、すでに身体の一部を痙攣させることしかできなくなっている。
 そんな彼女の口から、体内を這い上がってきたスライムが飛び出した。彼女は目を見開き、呼吸しようとしたが、スライムが喉を覆ってしまっているので、吸うことも吐くこともできない。二千年ぶりの死を覚悟した彼女だったが、窒息して意識を失う前に、スライムがその形状を微妙に変化させ、空気を彼女が吸えるようにした。小さな穴でしかないため、浅く早い呼吸しか出来なかったが。
(これ……もしかして……スライムが自分で……!)
 そのことに気づいた彼女の目の前に、口から飛び出したスライムの先端がやって来る。

続く

金色スライム 2


 本来、そのスライムは意思を持っていないはずだった。
 そもそもスライム状であるというだけで、不死者用の罠である。本来の魔物としてのスライムとは存在の成り立ちからして違うのだ。
 だが彼女の体内を貫き、彼女の眼前にその身体の先端を向けている金色のスライムは、まるで意思があるかのように蠢いている。蛇が鎌首をもたげて獲物の様子を伺っているように、彼女には思えた。
(もしかして……長い年月、私を捕らえて活動し続けたことで……自我が芽生えたの……?)
 彼女はそう考えた。
 不死者である彼女は、決して卓越した魔法使いではなかったが、それでも長い年月を生き続けているだけあって、その蓄積された知恵と経験は相当なものになっている。普通の長さの人生しか生きられない人間の魔法使いに比べれば、その実力はぬきんでていると言えるだろう。
 そんな彼女でも、魔法で作られた罠が自意識を持つという事例は聴いたことがなかった。彼女の見識が狭いのではない。不死者用の罠に不死者が捕らわれたまま何千年も放置されるというのは前例がないことなのだから当然だ。
 だがどうやら、不死者から魔力を吸い続けたことによってか、影響を受けたスライム状の罠は自意識を持つに至ったらしい。
 スライムは不死者の彼女の首から下の身体を完全に覆ってしまっている。液体状ではあるがその身体には金属並の重量があり、不死者の彼女は自力では動くことが出来ない。温度こそ違えど、溶けた鉄に纏わり付かれているようなものなのだから当然だ。
 指先一つ動かせない状態。そんな彼女の体内で、スライムが蠢いた。
(う、ぐぇっ、う、うごぉっ!)
 外から見てもはっきりわかるほど、彼女の腹部が波打ち、彼女の口から飛び出していたスライムの一部が口の中に戻っていく。彼女の口内は喉の奥からスライムがせり出した状態で埋め尽くされ、みっちり埋まっていた。呼吸は鼻で出来るように穴ができていたが、うめき声をあげる程度のことしか出来ない。
 そんな彼女の身体が、大きなお腹を揺らしながら立ち上がる。彼女自身の意思ではなく、彼女の身体を覆っている外側のスライムが動いているのだ。不器用な二足歩行でふらふらと歩き出す。
 本来液体のスライムが無理矢理人間の身体を動かしているため、時折変な方向に力が働き、彼女の身体は骨が軋み、時に折れ曲がってしまった。不死者でなければ全身を粉々にされる激痛に死んでしまっていただろう。不死者の彼女だから痛いだけで済んでいたが。
(どこに行くつもりなの……? というか、宝物庫から出られるの……?)
 この手の罠は基本的にその場所に紐付けられている。ゆえに、その場所から離れることはない。もっともそれは自意識目覚めてない場合のことで、自意識目覚めたそのスライムには関係のないことであった。
 むしろ、スライムはこの場から離れるために、不死者の少女を利用しているのだ。
 罠の目的として、不死者を捕らえるという存在意義がある。それを拡大解釈して、不死者を捕らえていさえすれば自由に動けることにしているのである。
 そんな思考があるとも知らず、不死者の少女はスライムに全身を覆われたまま、ダンジョンの宝物庫から外へと向かっていく。
 この世で最も危険な魔の物が、獲物溢れる地上へと出ようとしていた。

続く

金色スライム 3


 顔の一部以外、金色の流動体に覆われた人間が、ふらふらと歩いている。
 正確には歩かされているのだが、それを理解出来るのはそれをされている本人だけだろう。スライムの力は強力で、抗おうにもどうにもならない状態だった。そもそも、彼女が覆われているのは身体の表面だけではない。
 彼女の股間、膣と肛門にもスライムは入り込んでいて、その体内を口に至るまで貫き通している。彼女の身体はスライムがその身体を収納するための袋として活用されていた。本来そのスライムは不死者を捕らえる、というためのものであるためか、行動するためには不死者になるべく多く触れている必要があるようだ。
 肛門から口内までスライムで埋め尽くされる感覚というのは、想像を絶する苦しみと違和感が伴うものであったが、二千年間ずっとそれをされていた不死者の彼女にとって、その感覚はすでに慣れたものであるはずだった。それゆえに発狂こそしていなかったものの、二千年間と違い、スライムが能動的に動いているということが彼女に新鮮な感覚を与えている。
 彼女は自分の意思ではないとはいえ、見えている視界が変化していくということに少し感動していた。同時に顔まで含まれた全身を覆われていないことに違和感を覚える。
(どうして眼まで覆わないんだろう……? 動くだけなら、全身覆ってしまってても変わらないはずだけど……)
 その疑問にスライムが答えを返すことはなかった。実のところ、その理由はスライムが自由に行動するためだった。不死者を捕らえているという状態でありながら、一部を解放しておくことで、まだ完全には捕らえていない、捕らえるために動かなければならない、というように自身が行動する理由付けにしているのだ。
 定められた行動様式を逆手に取り、より動きやすいようにしているのである。そのことは不死者の彼女にはわからなかったし、わかったところでどうにもならないことだった。
 スライムに覆われ、無理矢理移動させられている不死者の彼女は、二千年前に通ったダンジョンを逆側から歩いていく。かつては彼女を散々殺し尽くした恐ろしいデストラップの数々は、出て行く方向であろうと通りすがった者に反応し、発動する。
 彼女めがけて、凄まじい質量の鉄球が転がってきた。かつて彼女はそれでヒキガエルのように潰されて床と一体化してしまったものだが、今回は違った。
 スライムに覆われた彼女の身体に、勢いよく転がってきた鉄球が衝突する。凄まじい音が響き、彼女の身体が大きくひしゃげた。だが、スライムはその場に張り付いたように動こうとせず、凄まじい負荷が彼女の身体にかかる。
(ぐぎゅっーー!)
 彼女は立ったまま身体がプレスされるという希有な体験をすることになった。身体が平べったく潰され、一枚の板のようになってしまう。
 鉄球の勢いが止まる。それと同時に、スライムは彼女の口からその身体を勢いよく飛び出させた。
(……っ!)
 口から身体がまくり上げられるような、凄まじい激痛が彼女を襲う。スライムは彼女の身体を貫いているため、口から出ようとする動きは、身体の中を這いずって抉っていくことに等しい。
 彼女に地獄の苦しみを与えながら出て行ったスライムがどうしたかといえば、受け止めた巨大な鉄球を丸ごと包み込んでいた。そして、溶解液を作りだし、巨大な鉄球を丸ごと溶かしてしまう。恐ろしい速度の溶解速度だったが、不死者の彼女にしてみれば鉄球のことだけに注目していることはできなかった。
 なぜなら、鉄球を溶かそうとスライムが溶解液を出した時、同時に彼女にまでその溶解液の影響が出ていたからだ。
(ギャアアアアッ!!)
 鉄をも溶かす溶解液が彼女の身体を外から内から溶かす。あくまで鉄球を包んでいる部分が本命だからか、一瞬で肉も骨も溶けるというほどの影響は出ていなかったが、身体が溶ける激痛に違いは無い。むしろ鉄も一気に溶かすレベルではなく、じわじわと浸食するレベルな分、激痛のほどはむしろ酷いといえた。
 鉄球を丸ごと溶かす頃には、彼女の身体も全身の皮がずるむけになる程度には溶かされていた。外からはどうなっているかわからないが、スライムで満たされた身体の中も無事では済んでいないだろうことは明白である。
 元々悲鳴をあげることもできない状態の彼女だったが、いまはもう身体が自由であったとしても声をあげることもできないだろう。
 スライムは鉄球を取り込んだ分、その質量を大きく増していた。そんなスライムが、口から彼女の身体の中へと戻っていく。
(おごっ……おっ……あ……)
 身体が内側から裂けていく感覚が彼女を襲う。それでもスライムは彼女の身体の中に入り込むことを止めようとはせず、風船のように彼女の身体が膨らんでいった。すでに溶解液によってボロボロだった彼女の身体は容量以上のスライムが入り込んで来たことによって、いたるところで皮が千切れ肉が溶け落ち、もはや内側からスライムが飛び出したのか、スライムの中に千切れた肉が浮かんでいるのかわからない状態になり、彼女の臓器が身体の外に零れ出して――彼女は二千年ぶりに死んだ。

続く

金色スライム 4

 不死者が死んだ場合、その復活は再び即座に死なないように行われる。
 たとえば大質量の物質によって圧死した場合。潰された場所や瓦礫の小さな隙間で復活するのではなく、不死者の身体は一端液状化して少し離れた場所で再生する。水死の場合も同様で、水の中から出た状態で蘇生が行われる。
 では、スライムに取り込まれ、そのスライムに身体に入り込まれ、身体の中から破裂させられて死んだ場合はどうなるか。
 スライムから離れた場所で蘇生するのが当然だろう。そしてそれは不死者用の罠として作り出されたスライムにはよく把握されている生体だった。
「う……」
 不死者の少女が眼を覚ました時、彼女の身体はスライムに覆われていなかった。復活したばかりの、傷一つ無い美しい裸体がダンジョンの地面に横たわっていた。復活したてで茫洋とする意識のまま、彼女が上半身を起こす。
 その視界に、金色の景色が映った。
「え……?」
 彼女がそれに気づいたと同時に、金色の景色が一気に彼女に向けて迫ってきた。
 金色のスライムは彼女をドーム状に包んで復活を待ち構えていたのだ。スライムに囲まれていたとしても、復活するのに十分な空間があれば、そこで不死者が復活するのは道理である。スライムはそのことを熟知しており、あえて一端不死者から離れ、逃げられない状態での復活を促したのだ。
 魔法を唱える暇もなく、不死者の彼女は全身をスライムによって再び覆われた。薄べったく広がっていたスライムが彼女に張り付いたため、彼女の身体のラインをしっかりと露わにしつつ、彼女は全身をスライムによって締め付けられる。
(うぐぐっ、ま、また……っ)
 肉体的な力は外見年齢通りの不死者の少女には、スライムの力に抗うことなど出来るはずもなく。彼女は再びスライムに全身を覆われた。ドーム状に薄く広がっていた部分でまず身体の自由を奪い、続いてスライムの大部分が彼女へと殺到する。肛門や膣に入り込み、再び彼女の身体を内側から膨らませる。
(ぐぅ……っ、く、くるし……え?)
 その時、彼女は自分の股間に固いものが触れるのを感じた。眼まで覆われていた彼女には見えなかったが、それは金色のスライムの本体であるコアだった。それは拳大の丸い宝珠のような外見で、それこそがスライムを制御している中枢である。この手の罠を突破するにはそのコアを破壊する必要があり、いわばスライムの弱点と言える。
 コアは彼女の膣を押し広げ、体内に潜り込んでいく。
(いぎっ、いだ、痛い痛い痛い!!)
 女性として一番大事な部分が押し広げられ、身体が裂けそうな痛みが彼女を襲う。液体によって腹部が膨張するのとはまた違う鋭い痛みが彼女を襲った。
 実は復活する前から、その場所にコアは潜り込んでいた。だが前回コアが潜り込んだのはスライムによって捕らえられ、半ば昏睡状態にあった二千年の間のことだった。長年かけてじっくり拡張された後に潜り込まれたゆえに、痛みらしい痛みはほぼなかった。そもそも意識レベルが低下していたために痛みを感じることもできなかったのだ。
 だが、いまは違う。不死者は復活してすぐは、不死者になった時の身体の状態まで戻っている。つまり、拡張される前の身体の状態に戻ってしまっているわけで。
 そんな状態の膣に、拳大の石を入れようとしたらどうなるか。その結果は火を見るより明らかだった。文字通りに身体が裂け、血が滲み、出産の痛みのような激痛が彼女を襲う。
 しかも、コアの侵入は膣の奥、子宮まで及んだ。先に液体状のスライム部分が子宮口を押し広げて、そこにコアが潜り込もうとするわけだが、普通女性の子宮口というものは固く閉じているものである。
 そこを拳大の石が通ろうとすればどうなるか。
(イ、イギャアアアアアアアアッッッ!!!)
 死ぬほどの激痛を身体の底から感じた彼女は力の限り悲鳴をあげ、全身を暴れさせようとする。だが、全身を丸ごとスライムで覆われた彼女には、悲鳴をあげることも全身を暴れさせることもできない。ただ小さく痙攣し、表情を歪めることしかできなかった。
 強引に子宮の中に金色スライムのコアが潜り込み終わる頃には、すっかりくたびれ果てた不死者の彼女がいた。
 そんな彼女のことには構わず、スライムは再び彼女の身体を強制的に動かし、ダンジョンの外に向かって移動を始めるのだった。

続く

金色スライム 5

 金色スライムに動かされ、罠にかかりながらも不死者の彼女はダンジョンの入り口へと着実に近付いていた。
 散々死んでは復活を繰り返したのは行きと変わりなかったが、そのたびにスライムの核が子宮内に潜り込み直すため、不死者の彼女もさすがに疲弊していた。痛みに対する耐性は高いとはいえ、復活直後の一番感覚がまともになっているときに、死ぬほどに痛いが死なない痛みを味あわされるのだからたまらない。
 その道中、彼女はだだっ広い鍾乳洞の区画へと足を踏み入れる。そこは2000年前、彼女が通ってきた道で、食人大コウモリが放たれている場所だった。
(……? 何か、様子が違うような……?)
 2000年前と違い、大コウモリはすぐに襲ってこなかった。本来彼らは魔法によって作られた生命体であり、侵入者の殺害のみを目的とした存在だ。即座に襲いかからなければおかしい。だが、金色スライムがそうであるように、彼らもまた、2000年の時を経て変化していたのだ。
 鍾乳洞の天井付近に、コロニーが作られている。それはまるで人の手による住居のように見えた。
(……! し、進化してる!?)
 彼らを作った魔術師の姿を模倣したのか、コウモリたちは極めて人に近い形に進化を遂げていた。人の身体にコウモリの翼が生えている、という形だ。
 服を着る文化はないため全裸であり、時が来れば卵を産んで自動的に増える魔法生物としての性質を反映してか、その形はすべて女性のものだった。翼を生やした裸の女性が鍾乳洞の天井付近を飛び回っているというのは異様な光景だった。
 さらにコウモリらは、明らかに知性を感じさせる動きを見せており、自分たちの居住区に現れた金色のスライムに戸惑っているようだった。


 迷宮蝙蝠族の族長は、突如として現れた正体不明の敵にどう対処したものか迷っていた。
 自分たちがダンジョンの侵入者に対する防衛装置として作られたことは、族長も理解している。いまでは形骸化した役割であり、無視したところで問題はないのだが、ある程度の不快感は覚えてしまう。ゆえに勝てない脅威でない限りは、侵入者はとりあえず倒す、というのが族の方針だった。
 とはいえ、2000年の間、この場所まで侵入者がやってくることはなく、時折ゴーレムやアンデッドなどが迷い込んでくるのがせいぜいだった。スライムが現れることを彼女たちは想定したことがなかった。
『族長! どうする? どうする?』
 若い蝙蝠族が族長にそう尋ねる。族長とて訊かれても困るのだが、長として指示は出さなければならない。
『まずは投石で様子を見ましょう。接触は危険よ』
 ゴーレムやアンデッドは遠距離攻撃手段を持っていないことが多かったため、よほどの高度な存在でない限りはそれで倒せていた。仮に空中の的を迎撃する手段を持っていたとしても、その時は逃げればいいだけの話である。
 少ない実戦経験から導き出されたその判断。金色スライムに対するにはあまりに浅慮であった。
 コウモリたちが抱えて飛べる程度の石を持って、金色スライムの上に移動する。そして、その頭上で石を落とした。石は正確にスライムの上に落ち、頭部と思わしき部分にめり込んだ。赤い血が飛び散る。
『え? 血?』
 元々液体のスライムに血が流れているわけがない。
『族長、スライムに何かが取り込まれてない?』
『言われてみれば……何かを覆っているように見えるわね。まあいいわ。どんどん石を落としてみましょう』
 取り込まれているものがなんであれ、コウモリたちには関係ないことだった。次々石を落とし、スライムを攻撃する。だが、ほとんどは当たってもスライムにダメージが入っている様子はなく、変わらず動き続けていた。
 族長は投石がスライムに効果がないことを悟る。
『……ダメね。近付くのは危ないし、無視しましょう』
『わかっ……族長! 危ない!』
 不意に、コウモリのひとりが叫んだ。族長がほんのわずか視線を外した隙に、スライムが奇妙な動きを見せていた。一瞬丸く膨れあがったかと思うと、全身から針を伸ばすように、その身体を周囲に向けて細く長く飛ばしたのだ。
 まるでハリネズミが針を逆立てたような様子だが、ハリネズミとの違いは全方位に向けて立てた針が長く伸びたことだ。それによって、本来安全な位置にいたはずのコウモリたちにスライムの身体が届いてしまった。
 身体を貫かれたコウモリたちの悲鳴が響き、一瞬で周囲が地獄と化す。族長はスライムの針を避けたつもりだったが、逃し遅れた足の甲がスライムに貫かれてしまっていた。
『ぐぅっ……!』
 翼をはためかせて針を抜こうとした族長だったが、まるでそれを防ぐように針の先端が折れ曲がり、針から足を抜くことが出来なくなった。
『こ、この……っ!』
 族長は鋭い爪を用いてスライムを断ち切ろうとしたが、細い割にスライムの身体は硬く、歯が立たなかった。それどころか、触れた部分の手がスライムの身体にめり込み、ひっついて離れなくなってしまう。
『ま、まずい……! 皆逃げーーッ』
 族長から指示が飛ぶ前に、スライムの身体はコウモリたちの身体を次々覆って行く。蜘蛛の巣に絡んでしまった時のように、翼にもスライムが絡みついて飛んで逃げることも出来なくなる。スライムの力は想像以上に強く、コウモリたちが暴れても無駄に終わる。
(い、痛い……! このままじゃ、死……!)
 そう族長が思うのも一瞬、全身を激痛が貫き、コウモリたちの意識はあっという間に苦痛の渦に飲み込まれていった。

つづく

金色スライム 6

 コウモリたちの身体を貫いた金色スライムは、瞬く間にその神経を侵食し、コウモリたちの身体をすべて掌握した。
「あぎっ、ギギぎグガグギギイギギアッッ!!!」
 コウモリたちが言葉にならない悲鳴をあげ、のたうちまわろうとしても、すべての神経をスライムが侵食してしまっているため、指先ひとつ動かすことができない。
 神経を侵食されるというのは、例えるなら神経を一本一本引き裂かれるようなものだ。
 その激痛は筆舌に尽くしがたく、コウモリたちの脳はあまりの激痛を叩きこまれて発狂してしまった者も多数いた。
 あるいはそうやって早めに発狂してしまった方が楽だったかもしれない。
 スライムの神経侵食は、末端の神経だけでなく、ついには脳にまで達したからだ。脳そのものを弄繰り回される感覚は想像を絶しており、記憶や感情ごと掻き回されるようなものだった。自分が何なのかさえわからなくなる。
 その結果、コウモリたちの中に精神を正気に保てている者は残っておらず、発狂したか作り替えられたかのいずれかに落ち着いた。
 そんなコウモリたちはスライムの指示に従い、スライムの本体を持ち上げるように空を跳んだ。糸によって繋がれたスライムの本体――不死者の身体――は空を飛び、コウモリたちの巣に向けて飛ぶ。
 スライムはコウモリたちの脳を弄った際に巣の情報を得ており、そこに残っているコウモリたちをも取り込むつもりだったのだ。
 巣に残っていたコウモリたちは変わり果てた同胞の姿に恐怖しながら、容赦なくスライムの手によって浸食され、その糧とされていった。
 ただ発狂させるだけでは不合理だと思ったのか、コウモリたちの身体を使って実験のようなものも開始した。
 手足の神経を掌握し、逃げられなくしたコウモリが、逃げようとしていた。
 その額をスライムが貫き、その脳をゆっくりと侵食する。
 最初はこの世のものとも思えない悲鳴をあげていたコウモリだったが、やがて大人しくなり、表情が抜け落ちて意思が消えさる。
 しばらくすると、その股間から白い卵が産み落とされた。本来産卵の時期になかったコウモリに、強制的に卵を産ませることに成功したのだ。
 その産道からは次々卵が産み落とされていく。それは明らかに異常な数であり、卵を生み出すために栄養を持って行かれているコウモリはどんどんやせ細っていった。
 それでも産卵は止まらない。途中からは明らかに卵の殻にも硬度が足りず、産み落とすと同時に砕けて潰れてしまっていた。
 次々生み出しているうちにスライムが覚えさせるようになったのか、それとも体が勝手に防衛本能を働かせたのか、そのコウモリは卵を産みながら気持ちよさそうな顔をするようになっていた。
 産道を卵が通り抜ける感覚に体を震わせ、何度も絶頂する。だがそれはコウモリの命を考慮していないスライムによって与えられる死に向かう絶頂であり、結果としてコウモリは何十個目かの卵を産み落としながら絶命した。
 しかし、他のコウモリにとっての絶望はそこからだった。
 ただの産卵機となったそのコウモリは、死んでもなお卵を生みだし続けたのだ。
 結局、エネルギーを使い果たし、骸骨並に体がガリガリになるまで、産卵が止まらなかった。
 その間ずっと、そのコウモリは惰性で絶頂し続け、見るも無残な最期を迎えることになってしまった。

つづく

金色スライム 7


 金色スライムはコウモリ娘たちの身体を作り替える技を習得した。
 その技術を持って、まだ捕らえられただけのコウモリたちを慎重に改造していく。
「いや! やめて!! あんな風になりたくな――あギャッぎャギギギイイイイッッ!!」
 最初の実験の対象になったコウモリは、狂ったように卵を産みながら、痩せ細って死してなお卵を産み続けていた。
 それを間近で見せつけられていた者が、悲鳴を上げながら同じように作り替えられていく。
 悲鳴がダンジョン内に響き渡り、いまだ生きているコウモリたちを恐怖に浸していった。
 金色スライムは今度は慎重に、徐々にコウモリ娘の身体を浸食していき、死なないように改造していた。それゆえに、そのコウモリは身体が徐々に食い破られていくような激痛をじっくりと味あわされる羽目になった。
「オゴッ、アッ、グェ、ォ、ガァッ」
 生き物から出る言葉とは思えない音を口から吐き出しつつ、その身体が跳ね回る。
 スライムの神経浸食が全身に張り巡らされていることを示すように、金色の筋が彼女の身体中に浮かんでいた。血管のようにも見えるが、スライムなのだからあながち正しい。
 死んでもおかしくない激痛に、彼女の目玉が左右で別々にぐるぐると回転している。
 不意に、その腹部が内側から盛り上がった。このコウモリは魔法生物であり、子を卵で産むため、普通は人間などのように妊娠して腹部が膨れあがることはない。実際、彼女の腹部は胎児が収まっているような膨らみ方ではなく、球形のなにかを詰め込まれたような膨らみ方をしていた。
 彼女の身体の中でいくつも卵が作られ、子宮に溜め込んでいるのだ。卵に栄養を取られるのは変わらないのか、ふっくらと健康的な肉付きをしていた身体が、見る間に痩せ細っていく。
「アー……アア……ウア……」
 スライムは対象が死なないよう慎重に改造していたが、身体が別物に作り替えられていく衝撃に耐えられず、そのコウモリの心はとっくに壊れていた。
 そうなると失敗扱いなのか、溜め込んでいた卵が急に外にあふれ出す。
 身体の内側から異物が吐き出されていく感覚に、そのコウモリの身体は激しく震え、だらしない表情を浮かべながら快楽に身を浸していた。
 産み落とされた卵は程なくしてヒビ割れ、中から小さなスライムが這い出した。
 金色スライムはコウモリの身体を利用し、自身を増殖させたのだ。そのスライムは宿している魔力こそ金色スライムに遙かに劣っていたが、金色スライムにはない利点があった。
 その利点とは『不死者の捕獲』という役割に縛られていないことだ。
 金色スライムの本体は不死者を捕らえ続けていなければいけないが、生み出された子金スライムにはその制約はない。
 つまり、子金スライムは本体の金色スライムから離れ、どこにでも広がっていけるということだった。
 不死者を体内に捕え、ダンジョンの宝物庫から動けるようになった金色スライムには魔術師に定められた目的は消失した。
 魔法生物である金色スライムが自分の存在理由を求めて、とりあえず生物の真似をして自分の分身を増やしてみたのだ。
 しかしそれらは分身であって、金色スライムの子供というわけではなかった。あくまで金色スライムのひとかけらでしかない。
 金色スライムは自身の存在理由を求めて、世界を移動し続けるつもりだった。
 その過程で世界がどうなるかは、金色スライムにもまだわからない。

つづく

金色スライム おわり

 突如、地面に巨大な穴が開いた。
 草原に空いたその穴はどこまでも深く地の底まで続いており、その奥は光もなく、見通せるものではなかった。
 その暗闇の底から、数多の何かが溢れ出した。それはコウモリの翼を持つ人型をしていたが、明らかにその姿は異常だった。
 全身に血管のような金色の筋が浮かび上がり、その腹部はまるで幾人もの胎児を抱えているかのように肥大化している。痩せ細った四肢に比べてそれは明らかに異常な状態であり、それを端的に示しているかのように、その何かは一様に恐怖と狂気に満ちた表情を浮かべていた。涙や涎、果ては排泄物まで垂れ流しながら、その何かはその翼を用いて空高く飛び上がっていく。
 それが数十ほど、四方八方に向けて散らばっていった。
 さらにそれらが飛び散っていく中、複数のそれから伸びた紐のような物によって牽引された別の何かが穴の底から現れる。
 それは人間の女性の形をしていた。翼はなく、四肢が痩せ細っていることもない。
 だが、その腹部は飛び散っていった者たちと同様に膨れあがっており、別の存在が体内に巣くっているということは明らかだった。また、翼を持つ者たちと同様に、その女性の全身にも、金色の筋が浮かび上がっている。
 それが地上に降り立つと、翼を持つ者たちと繋がっていた紐が切れた。自由になった翼を持つ者たちが散っていった後、その女性はふらりと歩き出す。
 その口の中から、金色のスライムが顔を覗かせる。女性は自分の足で歩いているようで、その全身にスライムが根を張り、干渉して歩かせていた。
 二千年ぶりに地上に出た不死者だったが、その自由は金色のスライムによって完全に奪われていた。


 金色のスライムが全身に寄生し、身体の主導権を完全に奪われ、脳の大半にもスライムが食い込んだ状態でも、不死者の彼女はまだ自我を保っていた。
(……どうしよう)
 普通の人間、否、生物なら気が狂っているであろう状態でも、不死者の彼女は平気だった。
 正確には平気ではないのだが、金色のスライムが彼女の扱いを覚え、殺さずに捕らえ続けることが出来るようになったおかげで、死によって感覚がリセットされることがなくなり、徐々にその痛みや苦しみという感覚に慣れて来たのだ。
 不死者たるもの、死なない程度の苦痛に気が狂うわけもない。
(二千年前は、皆ほぼ絶滅しちゃってたけど……いまはどうなのかな)
 仮に文明が再興していたとして、金色のスライムが原因で再び滅びることになっては、さすがの彼女も申し訳ない気持ちになる。
(私があのダンジョンにいかなきゃ、こんなことにはならなかったんだもんね……コウモリさんたちには気の毒だったなぁ)
 不死者である彼女は、他者に対する情が基本的に薄い。常命の者は彼女にとっていずれは消え去ってしまう儚いものだからだ。
 それでも、自分が原因で苦しんだり死んだりされてしまうと、さすがに申し訳ないという気持ちも少しは湧いてくる。
(うーん、けどこの状態だと考える以外何もできないしなぁ……)
 金色スライムの浸食を受けている現状で、金色スライムを害する行動は出来ない。
 それでも金色スライムの性質を分析し、すべての子金スライムが金色スライムと同一の意思で行動しているのは理解していた。
 ゆえに、仮に彼女がどうにかして金色スライムの本体を潰すことができれば、すべての子金スライムも連鎖して死ぬことがわかっていた。
 わかっているだけで何が出来るわけではないのだが。
(……まあ、いまの文明の人たちの機転とか能力とかに期待するしかないかな……もしかしたら、そもそも文明滅びたままかもだけど)
 不死者の彼女はさしあたっての対応は放棄し、長期的に金色スライムに対抗する策を打つことにした。浸食されている現状を逆に利用し、自身の性格や意思を金色スライムの行動に反映させるというものだ。
 金色スライムは与えられた役割を半ば放棄してダンジョンから出ることを選択したわけだが、スライムに「そうしたい」という明確な自我が芽生えているわけではない。
 不死者の彼女を捕らえ続け、何億何兆という同じ行動を繰り返した結果、たまたまレールから外れてしまったというのが近い状況だ。
 それゆえに、明確な自意識を持つ不死者の彼女の性格や意思を、素直に取り込む可能性があった。そうすることで金色スライムによる無闇な犠牲が出ないようにすることができるかもしれないのだ。
 取り込む系の魔物に対し、精神を無防備にさらけ出すというのは、普通は極めて危険な賭けではあったが、不死者の彼女に恐れはない。
 上手くいけば儲けもの、上手くいかなくても仕方ない、という感覚である。
(完全に取り込んでくれれば――スライムの力が得られたりしてね)
 長く退屈な時間を過ごす、不死者の戯れであった。彼女のこの決断が、金色スライムにどういう結果を導き出すのか、それはまだ誰にもわからない。
 そして、その結果が出る暇もなく。

 世界に散らばった子金スライムたちの活動が始まろうとしていた。


金色スライム おわり
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