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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。
月別アーカイブ  [ 2013年11月 ] 

お嬢様は『食べられる』のがお好き2

 わたしの名前は、神三門カナエ。
 世間一般的にいう、お嬢様という立場にあります。
 お父様の財閥は昔から続く由緒ある家柄らしく、わたしも幼い頃から蝶よ花よと育てられました。そのおかげで研ぎ澄まされた容姿は、非常に優れていると言えるかもしれません。
 しかし、わたしにしてみれば綺麗だと言われることも、美しいと呼ばれることも、特に嬉しいことではありませんでした。
 わたしにとっては、人の身体というものは、美味しく食べられる身体かどうかということが、大事なことだからです。
 柔らかく煮込まれた肉をスプーンで掬い上げ、それを口に運びました。シチューの味が染み込んだその肉は、普段は歯ごたえが強く、噛み切るのに難儀するのですが、煮込まれているからなのか、それとも何かしら下ごしらえの段階で何かしていたのか、口の中で柔らかく千切れました。
 よく噛んでから呑み込んで、口元をナプキンで拭いました。
 そして、部屋の片隅で控えていた上切さんに声をかけます。
「とっても美味しいです!」
 上切さんは笑顔で頭を下げました。
「恐縮です。お嬢様」
「これくらいの塊だと硬くて噛みちぎれなかったと思うのですけど……この肉は柔らかいですね。煮込むだけでこんなに柔らかくなるものなのですか?」
 そう尋ねてみると、上切さんは朗らかに説明してくださいました。
「煮込むのも関係ないとは申しませんが、下準備の段階で肉に切り込みを入れておいたのです。そのため、シチューが肉に染み込みやすくなり、同時に噛みちぎりやすくなる……というわけです」
「なるほど……いつもは挽肉にして頂いていますから、あまり意識したことがありませんでしたが、調理法一つでこんなに変わるものなのですね」
 そういえば、生きたまま挽肉マシーンにかかったこともありましたね。
 あの時の、身体が端からすりつぶされて行く感覚はとても素敵でした。またじっくり味わいたいものです。問題は肉はともかく骨がマシーンの刃を痛めてしまうのでそう何度も出来ないということでしょうか。
 私はお金のことについて苦労したことはありませんが、浪費することが悪だということはわかります。的確に使うのであるならばともかく、無意味な浪費はお父様からきつくお叱りを受けてしまいます。
 シチューを掬いながら私は周りに呼びかけました。
「さあ、みなさんも食べてみてくださいませ。とても美味しいですわよ」
 その私の言葉に、使用人の方々やコック長の礼司さん達が頷いた。
「ありがたく、いただきます」
 皆さんが一斉に私の肉のシチューを食べ始めます。
 肉を口に含み、歯で噛みつぶされていくのを見て、私は最高の興奮を得ることが出来るのです。
「美味しい、ですか?」
 ドキドキしながらそう問いかけると、皆さんは笑顔で頷いてくださいました。
「お嬢様の肉はいつもと変わらず美味しいです。……が、少々シチューの味が濃すぎますね。これではせっかくの肉の味を味わえません」
 コック長の礼司さんは厳しく上切さんの料理を評価します。上切さんは恐縮していました。
 私はのんびりと自分の肉が使われたシチューを食べながら、次はどんな風に食べられようか、考えるのを楽しんでいました。
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