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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

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作品紹介:『達磨オナホール少女の製造』

絶望感と合わせて、中々グロい作品をご紹介します。
もちろん、このブログにお越しになる人にとっては……御馳走でしょうけど^w^

達磨オナホール少女の製造
達磨オナホール少女の製造

親の借金を返すために自分の身を売る少女の話です。
借金取りの方が示したのは、普通の身売りなどではなく、『オナホールとして働くこと』。
母親のために、それを受け入れる少女……しかし、両手両足を切断され、開発され、徐々に壊されていく……。
健気な少女が可哀想で、涙がちょちょぎれます (TwT)

このサークル様は達磨系の作品をいくつも出しておられるので、いずれそっちもチェックしたいところですね。
ピクシブで見れる作品を見る限り、救いはないことの方が多そうですがw

追記に大きな画像を貼っておきますね。
[ 2014/07/27 11:20 ] 紹介 作品など | TB(0) | CM(0)

ああ、残酷な幻想 ~ケンタウロスの饗宴~ まとめ

ああ、残酷な幻想シリーズ『ケンタウロスの饗宴』のまとめです。
続きを読むからどうぞ。

ああ、残酷な幻想 ~ケンタウロスの饗宴~ 5

 合図を受けてその商人がケンタウロスの集落に近付くと、待っていたのは大量のケンタウロスの死体と、広場の火を使ってそのケンタウロスを焼いて食っている男だった。
 堂々と座り込み、太い馬の足を丸ごと焼いてかじりついていたその男は、口にしていた肉片を吐き出しつつ、傲岸に言う。
「遅い。合図を出したらすぐに来いと言っておいただろうが」
 不機嫌そうな男の言葉に、商人は冷や汗をかきながら低頭する。
「す、すいやせんダンナ……なにせ、このあたりはケンタウロスの集落ですから。少し前にはここを通った商人の一家が食われたって話も」
 突然、商人の言葉は途切れた。座って食事をしていたはずの男が目の前に立っていたからだ。
 その男が構える紫色に光る剣先が、商人の首筋に添えられていた。
「言い訳するな。俺に関係ないし、時間の無駄だ」
「す、すいやせん!」
 声を絞り出す商人に対し、男は剣を収めた。
「とりあえず、これでいいんだろう? ケンタウロスの主力は落とした。残ってるのはメスだけで、そいつらからも戦闘力は奪っておいた」
「え、ええ。もちろんでさぁ。報酬につきましては、いつも通り……」
 そう言って商人は羊皮紙の束を渡す。それを確認した男は、満足そうに頷いた。
「ああ、この亜人種の情報だけで構わない。ところで、そろそろおまえの持つ情報も尽きるか?」
 嘘を許さない男の目に、商人は素直に認めた。
「今回の分で最後でさぁ。代わりに、海の商人を紹介しますんで、今後はそっちでお願いしやす」
「わかった。……ああ、そうそう。今回の戦利品のうち、一つはもらうぞ。全部渡すつもりだったが、気が変わった」
「もちろん、問題ねえですよ。好きなだけ持って行ってくだせえ」
 契約をなにより重視するのが商人と言うものだが、なにごとにも例外というものは存在する。
 その一つがこの男との取引だった。この男に関してだけは対等な契約など望めない。
 男の持つ力は本来なら商人との取引など必要とせずに全てを手に入れることのできるものだ。
 あえてしようとするなら、彼は一人で世界のすべてを敵に回し、その上ですべてを手に入れるだろう。
 商人としては彼の逆鱗に触れないようにして、彼の怒りを買わないように気をつけるしかない。
「私兵は連れてきているな? ここの後始末は任せる。残ってるものは好きにしろ」
 第一、彼の行動に関わるだけで、元々の契約から多少損をしようとも十分すぎるほどの見返りは決まっているのだ。
 だから商人は集落から去っていく男を黙って見送った。

 世が世なら勇者と呼ばれ、魔王と呼ばれる最強の魔物と争うことになっていただろう人間の男は、特に感慨を見せることなく滅ぼしたケンタウロスの集落を後にした。


 男は集落から少し離れたところに繋いであった今回の戦利品のところへ戻る。
 その戦利品は、男の接近に従ってその大きな体をまるで子鹿のように震わせた。そんな様子を見て、男は不満そうに鼻を鳴らす。
「別におまえを切って食うつもりはない。あまり震えられると乗り心地が悪いからさっさと慣れろ」
「……!」
 言葉による返答はなかった。ただ、上半身ごと首を上下させ、恭順の意を示す。
 男がそこに繋いでいたもの。それは先ほどケンタウロスの集落で捉えたメスのケンタウロスだった。ただし、その両腕は根元から切断されており、二度と何か物を掴むことはできない。口には太い棒が横向きにかまされており、それが馬でいうところの轡になると同時に、彼女から言葉を奪っている。
 ただし手綱はそこからは伸びていない。彼女の両乳首をそれぞれ金属製の輪っかが貫通しており、それに手綱らしき紐が繋がって後ろの方へと伸びている。背中に取り付けられた鞍に紐は繋がっていて、それを使って行き先を誘導するのだと見えた。
「普通に歩いた方が早そうだが、たまにはこういう趣向も悪くないな」
 新しく作った移動手段を見た男は和やかに微笑む。完全に男の気分だけでいいように馬扱いされているケンタウロスの娘は、本来ならば激怒していただろう。そもそもケンタウロスを馬と同じように扱うなど、人間を猿と扱うのと同じでこの上なく屈辱的な扱いだからだ。
 しかし、ケンタウロスの娘には反抗的な気持ちを抱くことさえできなかった。男がケンタウロスの集落をたった一人で落としたという事実と、両腕を切断される際には嫌という程恐怖を刻み込まれたからだ。
 生き残りたいのなら、男のやることに刃向かうことは許されない。
 ケンタウロスの娘が悲痛な決意を固める傍、男は地面に転がしてあった二つの生首を見やる。
「もう十分だな。別れの挨拶は済んだだろ?」
 二つの生首は、人間の姉妹のものだった。男の魔剣の力でまだ生きていたが、それはただ生きているというだけで死んでいるのと変わりない。それでも、最後に視線を交わす程度の別れは済ませられたようだ。
 男が腰に下げていた剣に触れると、二つの生首は事切れた。それはあまりにあっけない死であるいは二つともとっくに死んでいたように思えること切れようだった。
 男は地面に転がる二つの生首をおいて、ケンタウロスの娘の背中に乗る。乳首に繋がった紐を軽く引っ張り、進むように促した。
 従順に従うケンタウロスの背に揺られながら、男は次なる目的地を目指して移動を始める。
「次は人魚でも狩るかな」
 勇者の歩みは、魔王のいないこの世界ではだれも止められない。


ああ、残酷な幻想 ~ケンタウロスの饗宴~ おわり

ああ、残酷な幻想 ~ケンタウロスの饗宴~ 4

 その者は人間の男の姿をしていた。
 だが、リーゼはそれが見た目通りの存在であると思えなかった。そいつが現れた途端、不可視の重圧が作業場を覆ったからだ。鳥肌が立つという表現はケンタウロスの間でも有効だ。リーゼがその時感じていたのは、まさにそういう感覚だった。
 だが、それに気づけたのはリーゼがオスを凌駕するほどの戦士でもあるがゆえであり、戦いの経験など皆無で、オスによって衰弱させられた人間しか知らないメスのケンタウロスたちに察しろというのは無理な話だった。
 その男の目の前に立っているとはいえ、若いケンタウロスの娘ならなおさら。
「……? なんでこんなところにニンゲンが?」
 娘にとっては家畜小屋から家畜が逃げ出したくらいにしか思えなかったのだろう。
 とりあえず捕まえようと、人間の皮でできた絨毯を片手で持ち直し、空いた片手をその人間に向けて伸ばす。
「……いけないっ! 逃げろ!」
 リーゼが声をあげた時には、すでに遅かった。
 一瞬紫色の光が瞬いたかと思うと、その人間は若いケンタウロスの娘の背中に立っており、いつ抜いたのか、紫色に輝く刃を持った剣を手にしていた。
 背中に乗られたことに気づいた若いケンタウロスの娘が慌てて背後を振り返ろうとして。
 その上半身が回転しながら地面に落ちていく。人間の上半身と馬の体の繋ぎ目で綺麗に両断されたケンタウロスの娘は何が起こったのかもわからないまま絶命しただろう。
 それをごく普通にやってのけた人間は、軽く跳んでその娘の体から降りつつ、地面に転がったケンタウロスだったものを見やる。
「こうして分けてしまえば、上半身は人間の娘とあまり変わらないな。悪趣味な話だが上半身だけ剥製にしたい、という奴の言い分もわからんでもない」
 そこまで経ってようやく、ケンタウロスのメスたちは事態を把握し始めた。
 そこかしこで悲鳴があがる。その中でリーゼはいち早く武器を手に取っていた。
「みんな逃げろ! こいつはあたしが食い止める!」
 人間なら持ち上げるのも難しそうな太くて長い槍を器用に構え、周囲のケンタウロスを促した。
 それを見て、剣を肩に担いだ人間は興味深そうにその目をすがめる。
「ほう。結構やれそうじゃないか。少なくとも、さっきまでの腑抜けたオスよりは強そうだ」
「なにを言って……」
 そこでリーゼは気付いた。人間は剣を持っている手とは反対の手に、丸いものを持っていた。
 それは人間の頭部で、それを抱えているという現状がそもそも異様だったが、リーゼが気にしたのはそのこと自体ではない。
 人間が抱えていた頭部は、リーゼがよく記憶していた人間の頭部だったのだ。
「おい……あんた……その頭部を、どこで……いや……なんで……」
 尋ねられた人間は、無造作に抱えていた頭部を示す。
「ああ、これか? これの姉に頼まれてな。気まぐれに助けてやろうとしたんだが、もうとっくに手遅れだったから、とりあえず首だけ生かして姉の元に連れて行ってやるつもりだ」
「……それの側に、バージが、いただろう」
「バージ? もしかしてあのデカいケンタウロスのことか?」
 そして、男は決定的な事実を口にする。
「思ったよりは強かったな」
 全てを理解したリーゼは、声にならない雄叫びをあげながら、全速力で駆け出した。馬の脚力を足の骨が折れんばかりに発揮し、まるで砲丸のように怒涛の勢いで人間に迫る。渾身を飛び越えて限界以上の力を込め、槍を突き出す腕が千切れんばかりに力を込める。
 それは最大の人型と呼ばれるジャイアント族でさえ貫き殺す勢いだった。実際、相手に立っていたのがジャイアントであったなら、致命傷だっただろう。
 しかし、世界が歪むほどの加速を持ってしてでも、リーゼの槍はその男を捉えることができなかった。
 男はリーゼが駆け出したと同時に踏み出しており、リーゼの股の間をくぐり抜けるようにしてリーゼの背後まで駆け抜ける。交差する一瞬、肩に構えていた剣を垂直に立て、勢いを利用してリーゼの体を縦に両断するという技まで披露した。
 さすがに人の身体の頭部まで半分にはならなかったものの、馬の体は見事に真っ二つにされている。二つに分かれた体の間から大量の臓器がこぼれ落ち、リーゼはその巨体で自分の臓器を押しつぶしながらその場に崩れ落ちた。
 それをこともなげにやってのけた人間は軽く剣を振るって血を払うと、忌々しげに舌打ちをする。
「ちっ、生け獲るつもりだったんだがな。つい切っちまった」
 まあいい、と人間はつぶやく。
 その目はすでに他のケンタウロスに向いていた。
「どうせ他にいくらでもいるしな」
 怯えるだけのケンタウロスのメスたちに、もはやこの人間をどうこうすることはできなかった。

ああ、残酷な幻想 ~ケンタウロスの饗宴~ 3

 ケンタウロスは基本的にオスとメスとで役割が違う。狩りはオスの仕事で、その戦利品を使って様々なものを作り出すのがメスの仕事だ。
 なので、メスが集まるその家は、いわゆる作業場だった。
 そこにリーゼが戻ってくると、ケンタウロスたちが一斉に声をかける。
「リーゼ様! どうでしたか?」
 キラキラと期待する目を向ける若いケンタウロスに向かって、リーゼは苦笑を浮かべた。
「相変わらずだよ。バージのバカは。戦いにしか興味ないんだから……」
 はぁ、というリーゼの大きな溜息に呼応して、一斉にケンタウロスの娘たちも溜息を吐く。
「バージ様、鈍いですもんねぇ……」
「いつだっけ? あたしを食べてください!ってある意味ストレートに告白した子が本気で食べられそうになって焦ったって話」
「バージ様ってほんとバカよねー」
「格好いいけどねー。バカだよねー」
 バカだバカだというケンタウロスの娘たちだが、バージのことを貶める意図はなかった。たとえ鈍くてもバカでも、ケンタウロスの常識で言えばケンタウロスのオスは強ければ強いほど魅力的なのである。
 リーゼはケンタウロスの娘たちに混じってしばらくバージのことで愚痴っていたが、それをふっきるように話を変える。
「ところで、あんたたち。いいものは作れているのかい?」
 尋ねられて一人のケンタウロスが喜色満面の笑みを浮かべた。
「そうそう、リーゼ様 ! これみてください!」
 そういって一つの作業台の前にリーゼを誘導する。リーゼはその作業台の上に乗っている『もの』をみて少し顔を綻ばせた。
「へえ。こいつはあんたが加工したのかい? すごいじゃないか」
「えへへ……難しかったですけど、頑張りました!」
 その作業台の上におかれていたもの、それは人間の皮で作られた絨毯だった。何人もの女性の皮をはいでつなぎ合わせたのか、ケンタウロスが一人寝そべれるくらいの大きさになっている。特筆すべきは、その皮のほとんどが一人分の皮を丸ごと使っていることだろう。一切破らずに一人分の皮を綺麗に剥ぐのは難しく、手先が器用なケンタウロスのメスでもそれをできるのは相当熟練した者だけだ。
 それを若いケンタウロスの娘がやってみせたことに、リーゼは感心していた。
「うん、いいと思うよ。これならどこに出しても恥ずかしくない。もちろん……プレゼントとしても申し分ないね」
「ほんとですかぁ!」
 若いケンタウロスの娘は絨毯を愛おしげに撫でながら喜色満面で飛び上がる。
「じゃ、じゃあ早速渡してきます! 今日みたいな日の方がいいと思いますし……!」
「男たちも興奮してるだろうしね。頑張るんだよ」
「はい!」
 若いケンタウロスの娘には思い人がいた。満足のいく作品ができればそれをもって告白するつもりでいたのだ。それを微笑ましく、若干羨ましく感じつつ、リーゼは彼女を見つめる。
 ケンタウロスの娘は、人の皮でできた絨毯を丸めて胸に抱く。
「い、行ってきます!」
「ああ、がんばっておいで」
 作業場から若いケンタウロスの娘が出て行こうとする。
 その時、ふとリーゼは外が妙に静かに感じた。
 いつもならまだ饗宴は続いているはずで、オスたちは喧しく飲んで騒いでいるはずだった。かすかな違和感を覚えたリーゼだったが、そう感じたところで何も変わらない。

 若いケンタウロスの娘が外に出ようとした時、何者かがその前に立ち塞がる。

ああ、残酷な幻想 ~ケンタウロスの饗宴~ 2

 人間の村を襲い、大量の戦利品を手に入れたケンタウロスたちは、その夜、愉快な様子で宴を開いていた。
 集落の中心では大きな火が燃え上がっており、その周りでケンタウロスたちは思う存分飲み食いしていた。
「人間は弱いくせに数だけは多いからな! まったく容易い狩りだったわ!」
 ケンタウロスの中でもひときわ大きなケンタウロスが、集落の中心で豪快に酒を煽りながら哄笑した。周りのケンタウロスたちもそれに賛同して笑い声をあげる。
「バージにかかっちゃ、それこそ魔人だって似たようなもんだろ」
 そんな風におべっかをいう若いケンタウロスに、大きなケンタウロスのバージは大笑いをする。
「否定はせんがな! しかし浅黒い肌を持つ魔人は硬くて好かん。捕まえるならやっぱり柔らかくて美味そうな白い人間だ」
 いいながら、バージは目の前の焚き火に炙っていた一本の串を掴む。
 その先端には肛門から口までを貫かれた人間の少女が突き刺さっていた。丸焼きにされたそれは、微かに痙攣しており、生きたまま焼かれたのだということがわかる。
 バージはそれに豪快に噛みつき、柔らかいふくらはぎを噛みちぎって咀嚼する。
 豪快に被り付けるのはバージがひときわ大きな身体をしているがゆえだ。普通のケンタウロスたちはナイフで切り刻むなどして、細かくして食べている。
「うむ。美味い。やはり山の村の人間は美味いな。食っておるものに、木の実や山菜の比率が多いからだろうが……」
「前にこのあたりを通りかかったショウニンとかいうのは不味かったよなぁ。肉が臭いのなんのって」
「あれは酷かった。ドブ川を泳ぐ魚の方がまだ美味かったぞ」
「飾りは綺麗だったけどなー。女が着てたドレスは女たちの間で取り合いになったもんな」
 ゲラゲラと笑うケンタウロスたちに、バージは鼻を鳴らす。
「着飾ることに意味があるとは思えんがなぁ」
 バージは興味なさそうに呟く。そんなバージの傍に、メスのケンタウロスがやってきた。
 酒の追加を持ってきたのか、一抱えほどもある酒樽をバージの傍に置く。
「バージは女心って奴がわかってないねぇ。そんなだから強いくせに独り身なんだよ」
 豊満な胸を揺らし、愉快そうにそのケンタウロスのメスは笑う。
 それに対してバージは嫌そうな顔をした。
「うるさいぞリーゼ。独り身というなら、お前だってそうだろうが」
「あたしゃ自分より弱いもんに貞操を捧げる気にはなれないからね」
 そういってリーゼは周囲のケンタウロスをみやる。彼らはリーゼを目線を合わせないようにさっと目を逸らした。バージは少女の丸焼きの頭部を噛みちぎり、頭蓋骨をバリバリと噛み砕きながら言う。
「ふん。お前より強い男なんざ、この群れには俺しかいねえじゃねえか」
「……そうなんだよねえ。まったく困ったもんさ」
「ところでこの酒はどういうもんだ?」
 あっさりバージはリーゼが持ってきた酒樽の方に興味を移す。そのあまりに無思慮な行動に、周りのケンタウロスの額に汗が浮かんだ。
 リーゼは一拍だけ間を置き、溜息とともに酒樽の蓋を開けた。
 その中には、人間の破片が浮いていて、そして血だまりの中に、まだ生きている幼い少女が浮かんでいた。
「おおっ! 人間の生き酒か!」
「今日の戦利品で作った酒だよ。腹掻っ捌いて糞袋とか尿袋とかは取り除いてある。強力な延命効果のあるゲシの実の薬を塗り込んであるからあと數十分は生きてるだろうけど、さっさと飲まないと死に酒になるよ」
 バージは嬉しそうにその酒樽についていた柄杓を手にし、そして血混じりの酒を飲む。
「かーっ! 美味えな! さすがリーゼだぜ! こんな美味え酒を作れるのはお前くらいだ!」
「はいはい、どうもね」
 リーゼはそういって蹄の音を響かせて去って行く。その背中には若干の哀愁が漂っていた。
 バージはそれに気づかず、上機嫌で人間の生き酒を味わい、あることに気づいている他のケンタウロスたちは何も言わなかった。
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