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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。
月別アーカイブ  [ 2014年08月 ] 

お嬢様は『焼き上がる』のがお好き3

 やがて食事の準備が出来たらしく、わたしはミルトアさんと一緒に食堂に向かいます。
 食堂はかなり広く作られていて、大の字になって寝れそうなほど大きな机が余裕を持って三列並ぶくらいです。
 中央の机の上に、『それ』は用意されていました。
 先ほど焼き広場の中央で焼かれていたミルトアさんのコピー体です。全身がこんがりと小麦色に焼け、空っぽの眼窩が天井に向いています。
「カナエ! さっそく食べヨウ!」
「はい。ミルトアさん、いただきます」
 ナイフとフォークを持って、わたしたちはそのミルトアさんの丸焼きの前に立ちました。
 ミルトアさんの身体からはまだ微かに湯気が昇っていて、こんがりと焼けた肉の匂いが食欲をそそります。
 普通、血抜きもしないまま焼いた肉は、さほどいい匂いはしません。味も落ちてしまうので、本気で調理しようと思えば、血抜きは欠かせない過程です。
 しかしミルトアさんの身体はほぼ処理もせず丸ごと焼いているのに、非常にいい匂いが立ち上っています。
 そのための薬というものは存在します。わたしが自分を調理させる際、投与するのがそれで、それによって血抜きをしないままにいい肉の味と匂いをするようにしているのです。
 ですがミルトアさんは前提から違います。ミルトアさんのコピー体の血液は、焼かれることに特化した特殊なものなおです。
 高温を察知して性質が変化するものであり、それによってミルトアさんの焼き肉は血抜きをしないでも十二分な美味しさを発揮するのです。
 わかりやすく言えば、高温によって血液がタレに変化しているものです。そういう性質の血を流しているため、ミルトアさんの肉は、そのまま薬だけで肉の隅々までタレが染み込んだ極上の肉となっているのです。
 給仕の方に切り取って焼いていただいた肉を、わたしは口に運びます。
 ひとかみごとに肉の間から甘辛いタレがじわりと滲み、口の中いっぱいに肉の味を広げ、さらに鼻孔に抜けてきた香ばしい匂いがさらに食欲を促進させてくれます。
「美味しいです、ミルトアさん!」
「フフフ、嬉しいネ! 今日は実によく焼けてるヨ!」
 肉を焼くことに関しては一家言を持つミルトアさんが満足しているのですから、これはもう素晴らしい焼き加減ということです。
 わたしは元来そこまで多食ではないのですが、この肉に関しては異様に箸が進んでしまいました。
 乳房やふくらはぎなど、柔らかい部分を食べてしまうと、大きなナタでミルトアさんの頭部がかち割られました。湯気と共に、真っ二つになった脳が暴かれます。
 脳もまたよく焼けて火が通っているようです。
「……わぁ……頭の中まで、綺麗に焼けてますね。どうやってるんですか?」
「頭のてっぺんにドリルで穴をあけて、そこから鉄棒を突っ込んで焼くのヨ。もちろん、焦げてしまわないようにじっくりと温度をあげてネ」
「なるほど……勉強になります」
 わたしとミルトアさんは、脳を半分こして食べることにしました。
 自分では焼きには向いていないと思っていた脳も、それに特化したミルトアさんの脳なら非常に美味しくいただくことが出来ます。
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