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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

食人病3

 現在の世界環境において、食人病に対する理解はとてもあります。
 そのため、私のように食人病の彼に「一番食べたい相手」として指定されると、彼を満たすという大義を果たすために、普通に働いているのと変わらない金銭を得ることが出来ます。もちろんその代わりに彼はある程度強制されて職業につかなければならず、国のために勤めることが義務だとされています。食人病の人達は普通の人とはちょっと違う体のつくりや丈夫さを利用して、彼らにしか出来ない仕事を行っているらしいです。
 それはさておき、私は彼の食人指定によって色々と恵まれた立場にいますが、それゆえに私はそれに甘んじるつもりはありませんでした。家事など直接的に彼のためになることをしている時以外は、大抵自分のスキルを磨くために時間を費やします。もちろんこの場合のスキルとは自分のためのスキルではありません。
 私は美味しい人肉の料理の仕方を学ぶため、週一回の『食人指定主婦の会』に参加しています。そこでは私と同じように食人病の人に『食人指定』された人達が集まって情報交換や交流を続けています。
「こんにちはー」
 公民館に顔を出すと、たくさんの人が出迎えてくれました。
「あら、こんにちは。今日も暑いわねー」
「奥さん聞いて聞いて? この前、太股の肉を揚げてみたんだけど……」
「やっぱりドレッシングは血とマヨネーズを混ぜた赤マヨネーズよねー」
「髪の毛って美味しい食べ方あるのかしら?」
 食人指定されている主婦ならではの会話が当たり前のように交わされています。この場所に来る度、私は皆が生き生きとしていて幸せそうだと感じていました。
「そういえばこの前、主人がお弁当で持たせた腕を腐らせちゃった時があって……その部分残して帰ってきたんですよ。ヒドいと思いません?」
 私がその話を振ると、皆は一斉に憤ってくれました。
「それはヒドいわ! 食人病の人は体が丈夫なんだから、少しくらい腐ったって平気なのにね!」
「人の肉を大事にしない人なんて、私だったら別れちゃうかも……」
「私なら暫く腐った肉しか出さないわ」
「……うちの人は腐ったくらいが丁度いいって」
「この時期、お弁当に包むのでも、考えないといけないわよねえ。保冷剤とか一緒にくるむとか……」
「けど、そうすると肉の味が一気に落ちるのよねぇ、やっぱり」
「塩漬けにするとかどう?」
「焼いておくとか」
「いえ、いっそ揚げちゃうとか?」
 わいわいと話を続けます。やっぱり仲間っていいなぁ、と私は思います。
 その後、体の一部が欠損しても出来る調理の仕方や、肉の味を損なわない味付けの仕方などを学んで、私達は話を続けた。
「それじゃあ、今日は一人分の材料を丸ごと使った料理を試してみましょうか」
 リーダーの人の合図に従い、私達は今日の実践を始めました。
 用意するのは新鮮な人間肉一人分。人間肉というのはまだパートナーを見つけていない食人病の人が食べる用に提供される食材であり、人間そのものです。ただしもちrん普通の人とは違い、食べるように繁殖された人間で、その味や食感は牛に近いものがあります。
 リーダーの人がつれてきたその人間肉は、まだ小さな個体でした。
 
 
~続く~
[ 2013/07/18 20:00 ] 小説・短編 食人病 | TB(0) | CM(0)
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