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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

殺人プレイ『閑話』2

 コーヒーを入れていたら、栄巳ちゃんが起きてきた。眠そうに目を擦る仕草がちょっと子供っぽくて可愛い。
「おはようございます……ふぁ……」
「ああ、おはよう。栄巳ちゃんもコーヒー飲む?」
「いただきます」
 栄巳ちゃんは俺に背後から抱きついて来た。俺の背中で彼女のふくよかな胸が潰れるのが感じられる。
「どうしたの?」
 彼女がここまで露骨に甘えてくるのは珍しい。不思議に思って背後に向かって問いかけると、栄巳ちゃんは少し笑っていた。
「いえ、こうしてゆっくりするのも久しぶりだと思いまして」
「あー、まあ、そうだね」
 普段は出会いがしらに殺人プレイに走ったり、部屋に入ってもすぐプレイの準備を始めたりでバタバタしている。
 栄巳ちゃんはさらに抱きしめる力を増して来た。
「ですから、たまには普通に甘えてみようかと」
「それは歓迎するけどね」
 時々こういう可愛いことをするから、栄巳ちゃんは愛おしい。
 俺はコーヒーカップを二つ手に持ち、リビングに向かう。ソファに腰掛けながら、栄巳ちゃんを隣に座らせる。
 栄巳ちゃんは俺の方にもたれかかりながらコーヒーを呑む。
「そういえば、先輩は休まれたんですか? 先輩もお疲れでしょう?」
 気遣いも出来る、俺みたいな人間には本当に勿体ない子なんだよなぁ。
 俺はコーヒーを口にしながら、彼女の言葉に応える。
「一応ちょっとは寝たから大丈夫だよ。バラバラになった栄巳ちゃんほどは疲れてないしね」
 これは本当だ。ドリルを扱う時など、結構ナノマシンを活用したことはしたけど、実際の疲れはさほどでもない。
 むしろあれだけバラバラにされた状態から一日も経っていないのに、ほとんど全快している栄巳ちゃんが異常なのだ。
 そういえば殺人プレイ同好会の主催者である柊山さんも、栄巳ちゃんの回復力には感心していた。普通の人なら数日間は復調出来ないレベルの破壊だったし、無理もない。
 ちなみに、栄巳ちゃんは特に回復力に特化しているナノマシンを有しているということもあって回復が桁外れに速いけど、殺人プレイ愛好家ならプレイ後の回復は総じて早めだ。それは殺されるということに対する心理的抵抗が少ないからであると言われている。ナノマシンの駆動にも心理的ストレスというのは結構関わって来て、例えば元々そういう趣味がない人がお金のためにこういうプレイに興じることがあったとして、その傷の回復はずいぶん遅いという話だ。
 そう考えると、栄巳ちゃんは本当にこの殺人プレイに関して全く心理的抵抗を持っていないということである。
「……ほんと、栄巳ちゃんって凄いよね」
「なんですか? 藪から棒に」
「いやいや、本音が漏れただけ。最初は、全然そういうことも知らなかったのにね」
 そう茶化していうと、彼女はプレイ中にも見せないレベルで顔を真っ赤にした。
「……昔の話はやめてください。あの頃の私は黒歴史です」
「ごめんごめん」
 少し拗ねてしまった栄巳ちゃんの頭を撫でながら、俺は回想する。彼女と出会ったのは大学のサークル活動だった。
 ただし、それは『殺人プレイ』に関係するものではなかった。


~続く~
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