FC2ブログ

黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

殺人プレイ『初殺』2

 ステージの中央まで出てきたその人は、ごく普通の格好をしていた。新春にふさわしい着物姿で、綺麗に化粧もしていた。
「綺麗な人ですね……」
 同姓の栄巳ちゃんからしても、その人は綺麗のようだ。個人的には化粧はそんなに好きじゃないから、栄巳ちゃんにはそのままで綺麗になれるようにしてほしい。まあ、彼女の場合元がいいから心配は無用かもしれないけど。
 心中でノロケている間に、その人は客席に向けて深く一礼をした。
 そして、すぐ側に垂れていたくす玉の紐に手をかける。
 軽く引っ張ってた、ように思う。その瞬間、上空に待機していたくす玉が、割れずにそのまま落下し、真下にいたその人を押しつぶす。材質が何が出来ていたのか、女の人はまるで抵抗なく、泥人形か何かだったようにぐちゃりと潰れた。
 栄巳ちゃんが息をのむ。完全に不意打ちだったのだろう。それは映像の中の観客たちも同じだったはずだが、彼らは一瞬だけ硬直し、すぐに大歓声をあげ始めた。残念ながら俺はすでに一度見てしまっているので、新鮮な驚きはない。
 映像の中で、落ちてきていたくす玉が再びつり上げられていく。外見からすると通常のくす玉と変わらないようにみえるが、その重厚感のある動きからすると、相当な重量だということは見てわかった。
 そのくす玉という名の鉄球が持ち上げられたあとには、若干のクレーターとぐちゃぐちゃに潰された肉塊があった。綺麗な柄の着物の残骸が何とももの悲しい。
 それが床板ごと処理されて、次の人の番に移る。
『続いて、エントリーナンバー2番!』
 次の人は二人組だった。以前圧殺プレイの時に映像で見た、互いに互いを殺し合うことに快楽を見いだしているという人たちだった。
 二人はさっきの人と同じ位置に立ち、二人の中心に垂れ下がるくす玉の紐に、二人で手をかける。ふと上を見ると、新しいくす玉が用意されていた。ただし、今度はさきほどのくす玉よりも遙かに大きい。強いていうなら大玉転がしという競技で使用する並の大きさだ。
 二人は観客に向け一礼してから、その紐を勢いよく引く。
 その瞬間、頭上のくす玉が開いた。ただし、その中からはなにもこぼれてこない。いや、そもそも何かを入れられるような空間がなかった。
 鉄球をそのまま開いたかのように、のっぺりとした断面が広がっていたのだ。
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

カウンター
プロフィール

夜空さくら (旧HN:黒い月)

Author:夜空さくら (旧HN:黒い月)

はじめに
当ブログは猟奇・グロ系の18禁小説ブログです。関連の同人誌・版権物のレビュー、個人的な語りなども書きます。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

『このブログについて』
・当ブログについてです。

『twitter』
・管理人のツイッターです。取りとめのないことを呟いています。

管理人運営の姉妹ブログ一覧
『黎明媚態』(露出・羞恥系)
『黄昏睡蓮』(猟奇・グロ系)
『白日陰影』(箱詰・拘束系)
『夕刻限界』(時間制御系)
『極夜天蓋』(催眠・改変系)
『東雲水域』(性転換交換系)
『星霜雪形』(状態変化系)
『異種祭祀』(異種姦系)

『pixiv』
・イラストは全て3Dカスタム少女を使用し作成して投稿しています。基本は小説の投稿です。

『ノクターンノベルズ』
・一部の小説をこちらでも掲載しております。
カテゴリ