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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

殺人プレイ『初殺』10

 一個の閉じたくす玉が、ステージの上へと出現する。
 その途端、物凄い歓声が会場から湧きあがった。俺はその大観衆の前に出るということに緊張しつつ、手に握ったボタンを強く握りしめる。いかにもなボタンだ。グリップを握り、あとは親指でスイッチを押しこむ、テンプレにすぎるボタン。あとはこのボタンを押せば全てが起こるようになっていた。
 俺が意を決して舞台の上にでると、さらに歓声が大きくなった。なるべく笑顔を心掛けて、ステージの端に立ち、深く一礼する。
 そして、ステージ中央に吊り下げられたくす玉を手で示した。この発表会では特に前口上は必要ない。どうやってくす玉で殺人プレイを行うのか。それだけが大事で、それ以外に余計なパフォーマンスは必要ないからだ。
 俺は観客の視線がくす玉に集中したのを見計らい、舞台裏の裏方に合図を送る。「十」からのカウントダウンが始まった。
 ざわざわと観客のボルテージが上がって行く。俺は無言でボタンを肩より上に掲げた。しん、と静まり返った。
『3……2……1……ゼロ!』
 俺は、カウントダウンに合わせて、スイッチを握りこんだ。

 そして展開された一瞬の光景を、俺は生涯忘れることはないだろう。

 スイッチを押しこんだ瞬間、くす玉がぱかりと開く。
 お腹を妊婦以上に膨らませた栄巳ちゃんが、肛門と秘部の二点によって逆さづりに現れた。すでに常人なら意識を保てないほどの苦しみが彼女を襲っているはずだ。ましてや、いまの彼女は肛門の括約筋と秘部の二か所で浣腸液を含んだ全体重を支えている。もしも括約筋が千切れて落下してしまったらどうしようかと思っていたが、幸いそこまでのことにはならなかったようだ。下に置いていた時は固定されるようにしていたがいまは棒が伸びて、くす玉の底辺から50センチくらいの高さに彼女の身体はぶら下がっている。
 一緒に詰めていた紙吹雪がパラパラと舞う。
 その状態で、一瞬間を置いた。それは観客がぶら下がった「何か」が「人間」であると認識出来るまでの一瞬のためだ。いまのままだとただ人がぶら下がっているだけ。『殺人プレイ愛好会』の見世物としては不足だ。しかし、この一瞬の間は必要だった。
 一瞬の間のあと、突如として栄巳ちゃんの腹部が何倍にも膨れ上がる。浣腸液として注ぎ込んだ特殊な液体に、薬品を混ぜたのだ。それは一気に科学変化を起こし、彼女の身体の中で何百倍もの体積に膨れ上がる。

 そして、花火が生まれた。

 ボン、という音と共に、身体の中から全てを弾き飛ばし、一瞬で血肉が飛散する。
 それは残酷な花火だった。栄巳ちゃんの身体は腹部だけでなく胸部にかけても吹き飛び、背骨が衝撃でへし折れたのか、上半身がステージに向かって落下する。
 飛散した特殊な液体はすぐに消えてしまうが、血肉はそうではない。びしゃしゃ、とステージの至るところにそれが広がった。
 観客は一瞬だけ沈黙し、そして大歓声があがった。
 ステージは成功のようだ。
 俺は満足しながら、ステージの中央に落下した栄巳ちゃんの上半身を抱え上げる。栄巳ちゃんは満足そうな顔をして死んでいた。頭から落ちた時に首の骨が折れたようだ。
 相変わらず愛しくて可愛い彼女だ。
 愛しさがこみ上げた俺はつい、その唇に自分の唇を重ねる。

 後日、その光景も動画に撮られていて、それを見た栄巳ちゃんが猛烈に恥ずかしがってしまい、しばらく口を利いてくれなくなったのは、余談だ。

~殺人プレイ 『初殺』 終わり~
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