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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

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お嬢様は『焼き上がる』のがお好き2

 焼き場からミルトアさんの私室に移動したわたしは、持参した紅茶でミルトアさんと団欒していました。
「そういえば、あれだけ盛大に焼いてしまって、記憶装置は大丈夫なのですか?」
 ふと気になったことを尋ねてみると、ミルトアさんは優雅な仕草でカップをテーブルに戻して応えてくれました。
「アタシのコピー体につけさせているメモリーは、とても強力な耐熱性を有しているのヨ。理論上は溶岩に落としても平気なはずヨ」
「それは……素晴らしいですが、さすがに実践することはできないでしょうね」
 わたしはそう呟きました。溶岩に落ちては食べられなくなってしまいます。
 別にわたしたちは死にたがりではないので、ミルトアさんもその意見には同意してくれました。
 そんな風に先ほどみた火刑式丸焼き調理について話していると、不意にミルトアさんが思い出したというように話を変えました。
「そういえばカナエ、知ってル? 例の新薬開発に成功したそうヨ。もう臨床実験段階までいってるそうネ」
「ほんとうですか!?」
 例の新薬、と言われて、わたしは思わず大きな声をあげてしまいました。
 慌てて咳払いをして誤魔化しながら、わたしは話を元に戻します。
「例の新薬というと……あれですよね。服用すると、全身の骨を溶かしてくれるという……」
「そうヨ」
 食材として人体を加工する際、もっとも処理に悩むのが全身にある骨でした。ひき肉を作る時には骨を除去してからでないと、かなり硬い異物の混入した肉になってしまいます。しかし、肉と骨とを分離させようとすると生きたまま処理することが難しく、コピー体をもってしても、行きながらにしてひき肉にされるというものを体験するのは不可能なことでした。いえ、正確には無理矢理やれば出来ないことも無いのですが、美味しくない肉にしかならないのです。ひき肉にする道具も痛みますし。
 色んな調理をされたいとはいえ、美味しくない肉になるのは嫌なものです。
 それを解決してくれる可能性として開発が進んでいたのが、全身の骨を溶かしてしまう新薬でした。それを呑めば、ギリギリ生きたまま全身をひき肉にされる感覚を味わうことが出来、さらにきちんと美味しい肉にもなるという、夢のような薬です。
 とはいえ開発には技術的な問題がいくつもあり、完成するまでにはまだ数年単位の時間がかかると思っていたのですが……それが近く完成するとなれば、それほどわたしたちにとって嬉しいニュースはありません。
 ミルトアさんもどこか嬉しそうでした。
「昔と違っていまはコピー体という最適な実験体があるからネ。新しい技術が完成されるのも早いのヨ」
「うわぁ……とても楽しみですね! ミルトアさん! その新薬が出来たら、一緒にミキサーにかけられてみませんか?」
 ミルトアさんと混ざり合えば、きっと新しい美味しさを持った肉が生まれるに違いありません。
「Oh! それはとても面白そうネ! カナエとだったら大歓迎ヨ!」
「決まりですね!」
 こんな風に話せる間柄の人が出来るなんて、ミルトアさんに出会うまでは想像すらしていませんでした。
 ミルトアさんと出会えた幸運に、感謝しなければなりません。
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