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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

殺人プレイ『轢殺』1

 それが勢いよく突っ込んで来たと思った次の瞬間には、そこに立っていた人形は粉々になって宙を舞っていた。

 周りから一斉に歓声があがり、その盛り上がりに俺は置いてけぼりだった。
 人形を吹き飛ばした『それ』は急減速し、僅か1000mの範囲内で確かに綺麗に止まった。その凄さは認めざるを得ない。
「おお……すごいな」
 そう呟くと、歓声の中でも俺の呟きを聞きつけたのか、興奮して歓声をあげていた栄巳ちゃんが俺の方を向く。
「すごいですね! 先輩! 一気にガーッと来てバーって!」
「日本語で頼む」
 子供か、というツッコミは一応控えた。それくらい栄巳ちゃんが興奮するのもわからないではないからだ。
 目の前で行われている試験走行……それは、殺人プレイ同好会の会員にとっては夢のような企画だった。


「轢殺体験会実施のお知らせ? なんじゃそりゃ」
 俺は家に届いた招待状を見て、思わずそう呟いてしまった。
 家に遊びに来ていた栄巳ちゃんが、その言葉に反応して犬のようによって来る。
「轢殺体験会ってなんですか? どんな死に方が経験できるんです?」
「待て待て。そう興奮するな。いま手紙を開けてみるから……」
 俺は彼女をなだめつつ、その封筒の中身を取り出してみた。
 そこにはいかにも手作りっぽい、ちゃちいパンフレットが入っていた。
「柊山さん……相変わらずこういうの作るの下手だよなぁ」
 プロに頼めばいいんじゃないかと思わなくもないが、本人がやりたいのだろうから仕方ない。
 それはさておき、俺は栄巳ちゃんと一緒にその手紙の内容に目を通し始める。ちなみに俺がソファに座り、その背後から栄巳ちゃんが首にだきついてくるような、そんな体勢だ。
 体験会の内容、それは一言でいえば「電車に轢かれて死んでみませんか」というものだった。
 轢死と言うのは、その昔はよくあったらしい。いまではほとんど全ての列車が地中を走り、ホームも転落できないような構造になっているため、死語の1つだが。
 ともかく、そういったこともあって、殺人プレイ同好会の中では幻の殺し方&死に方ということになっていて、体験を望む声が大きかった。
 ただ、舞台装置が大掛かりすぎるため、予算の都合や技術的な問題で不可能であると言われていた。
 それが、今回、新しい技術が導入されたことにより、同好会の予算内で可能になったというお知らせらしかった。
「わぁ……! すごいです! 先輩ぜひ行きましょう! 体験会に参加しましょう! するべきです!」
 栄巳ちゃんが食い付かないわけがなく。
 俺たちはその体験会に参加することを決めたのだ。
 なお、その日は栄巳ちゃんが興奮しすぎたため、いつもより荒っぽい殺人プレイになってしまったが……余談である。
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