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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

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殺人プレイ『轢殺』5

 中間地点に位置するホームの端に、俺と栄巳ちゃんは立っていた。
「……いい風が吹いていますね。解放感溢れるいいホームです」
「ああ。昔の旅行の映像で見ただけだが、実際はもっといいものだったんだろうな。こんな殺風景な草原しか周りにないわけじゃなくて」
「私はこういう景色も好きですよ?」
「俺も嫌いじゃないけどな」
 栄巳ちゃんは綺麗な白いワンピースを身に着けていた。これもある意味演出だが、栄巳ちゃんにその白いワンピースは良く似合っていた。
 開けたところを吹き過ぎる風が、ワンピースの裾をはためかせる。
「……先輩、よろしくお願いしますね」
「ああ、わかってる」
 俺は軽くシミュレーションを重ねた。栄巳ちゃんは俺に対して正面を向いている。他の人達が背中を向けているのに比べて、どこを押すべきか少し考える体勢だ。
 栄巳ちゃん曰く、「私を殺す瞬間の先輩の顔をしっかり見たいんです」とのこと。こちらとしては何とも言えない理由だが、それなら全力で応えてあげるべきだろう。
 俺はそっと手の平を彼女の胸の中央に押し当てる。どくん、どくんと心臓が大きく鳴っているのがわかる。
 彼女はそれが伝わったのがわかったのか、恥ずかしそうにはにかんだ。
 全く、こういう時の彼女は、死にたがりの変態とは思えないくらい純粋で可憐な笑顔を浮かべるのだから性質が悪い。
 俺は苦笑しながら、タイミングを合わせて彼女をホームから押しだした。
 ふわり、と一瞬の浮遊。彼女が身に付けたワンピースはその演出効果を遺憾なく発揮し、まるで妖精のような一瞬の美しさを醸し出す。

 その横から、猛スピードで列車が突っ込んできた。

 俺は動体視力を上げ、その一部始終を目に焼き付ける。列車に触れた彼女の細い腕が、枯れ枝のようにへし折れる。
 胴体に列車が到達すると、まるで水袋のように彼女の身体が潰れ、血を噴出させながら右に流れて行く。
 白いワンピースは瞬く間に血に染まり、そして一気に列車が駆け抜けて彼女の姿もまた消え去る。
 飛び散った脳症や内臓が遅れてホームや線路上に飛び散る。
 列車が過ぎ去った後には栄巳ちゃん以外の、線路に落ちて牽き潰された人体や、引きちぎられた人体の破片が転がっていた。
 俺は彼女を突き飛ばした手をじっと見つめる。まだ彼女の体温がそこに残っているような気がした。それが普段のプレイとは違う物悲しさのような、なんだか不思議な感覚になっていた。
「……案外、この殺し方も悪くないかもな」
 まあ、回収は大変なのだが。
 俺は溜息を吐き、栄巳ちゃんの破片を探しに歩きだした。

 次の轢殺体験会にも参加しようと心に決めながら。


~殺人プレイ『轢殺』 終わり~
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