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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

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お嬢様は『処理される』のがお好き1

 目の前に置かれた『食材』に、お嬢様は興味津々な様子だった。
 見て、触って、匂いを嗅いで、それから小さく唸る。
「……断面を見るに、かなり荒い加工ですね。せっかくの肉質を損ねてしまっていませんか?」
 そんな風にいうお嬢様のいうことは間違ってはいない。確かにお嬢様の目の前の『それ』がされている処置は、いつもお嬢様が施されているよりはずっと荒い処置だ。
 しかしそれも仕方ないことなのだ。私はお嬢様に説明する。
「仕方ありませんよ、お嬢様。この肉を処理したのは、我々のようなプロフェッショナルではありません。一度に大量に処理することによって、安価な肉を生産している精肉業者ですから……」
 お嬢様のようにそれ専門の使用人を幾人も雇って処理をしているのとは全く違う。
 血抜きから解体まで、それに精通した人間ばかりに処理されれば、全体的な肉質は向上する。
 この『食材』はお嬢様が一般的な処理はどうなっているのかということが気になるというから用意したが、本来なら用意する必要なんてないものだ。
 そもそも、お嬢様が肉として処理されるたびに、使用人が総出で処理しなければならない量の肉が産出されるので、むしろ肉の量が増えるのは大変なことなのだったりするのだが。
 お嬢様は一通りその肉を観察した後、満足したのかそれを下げるように言う。
「胸とお腹とふくらはぎ。それから脳だけを今日の夕食に使ってください。試しに食べてみます。ほかの部分は『あの子』の餌にして、それでも余った分は肥料にしてください」
 お嬢様がそういうのを聞いて、私は少し意外な気持ちだった。
「よろしいのですか? この手の肉は、極力人が食べて消費するという原則ですが……」
 その原則を作ったのはお嬢様自身だ。原則を守らなくてもいいのだろうか。
「もちろん、わたし自身の肉はちゃんと食べて欲しいですし、ミルトアさんのような友人はしっかり食べて消費したいですけど……」
 そう言ってお嬢様は穏やかに笑う。
「この肉は肥料用にも売られているのでしょう? でしたら、それをどう処理するかは購入したわたしの自由です」
 ある意味、お嬢様らしい考え方だった。私は静かに一礼をする。
「わかりました。お嬢様のおっしゃるとおりにいたしましょう」
「お願いしますね。この『食材』のチップは用意してくれましたか? 夕食までに、それを体験しておきたいと思います」
 その言葉に、私は一瞬どう答えるべきか迷った。
「一応、特別に依頼してご用意させていただきましたが……本当に大丈夫ですか? きちんと処理されているものでありませんから、お嬢様がご不快な思いをされてしまうかもしれませんが……」
 チップの入った箱を差し出しながら問いかけると、お嬢様は心配いらないとばかりに微笑んだ。
「いいのです。そういう経験も積んでおいた方が、今後のためにもいいですから」
 私が渡したチップを大事そうに抱えて、お嬢様は自分の部屋に戻っていってしまわれた。
 肉として処理される経験が本当に今後のためになるのかどうかはわからなかったが、まあお嬢様が楽しそうならばそれでいいかと考え直す。
 私は調達した『食材』をさっそく調理するべく、『食材』の乗ったワゴンを調理室に運んでいった。
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