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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

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お嬢様は『処理される』のがお好き2

 カラカラ、と甲高い音がします。
 自分が入れられているアルミ製の軽い檻が、大きな台車に乗せられて長い廊下をどこかに向けて運ばれているのだと気づきます。
(……ああ、ここからなんですね。もっと早い段階から記録するようにお願いすればよかったでしょうか)
 この子が食材として管理されているところから見たかったのですが……そうすると飼育員や管理者の不用意な発言などが記憶されてしまうからかもしれません。
 少し残念ですが、ひとまずはこの記憶を楽しむことにし、気持ちを切り替えました。
 カラカラと通路を進んでいっています。この体もコピー体ですが、このコピー体は食材にするために生み出されただけのものなので、特に記憶や感情は持っていません。ただ、外界の刺激に対して本能的な行動を取るだけです。一応、処理が簡単になるように人の命令を聞ける程度の知能と知識は脳にインプットされているようですが。
 この体はいま、檻の中でだらんと両手両足を投げ出し、へたり込んでいます。ちゃんと足を閉じたりしないので、あられもない格好を自ら晒してしまっています。
 今回の場合、その時の記憶には自身の感情や思考がないので変な感じです。五感はすべて感じるので、体が動かせないで感覚だけを感じているだけの状態なのです。それはまるで夢でも見ているような感覚で、いつも体験しているような感覚とは違う感じでした。
(そういえば……以前ミルトアさんの記憶を体験させていただいた時は、こんな風な違和感はありませんでしたね)
 その時はミルトアさんの思考や感情がはっきり流れ込んできたので、逆に一歩引いた感覚で体験することができました。存分に焼かれる感覚を共有しつつ、非常に楽しかったことを覚えています。
 今回は自分のものではない思考や感情がないため、逆に妙な一体感を感じてしまいます。
 がしゃん、と音がして、台車が止まります。檻の入口が開いて、外に出るようになりました。
「よし、出ろ」
 マスクをした処理員さんらしき人に命じられて、素直にその檻の中から出ます。正確には体が勝手に動いて出たんですが、この記憶を体験する中では大した差ではありません。
 その人は出てきたわたしの耳を引っ張り、無造作にピアッサーで穴をあけ、そこに名札らしきものを取り付けました。いきなり耳を引っ張られるなんて経験はしたことがなかったので、内心驚いてしまいました。
 そして首輪を巻き付け、そこに太い鎖を繋ぎます。
「来い」
 その処理員さんは、鎖を引っ張ってわたしを別の部屋に連れて行きました。
 その先で待っていたのは、同じような顔をした大量の『食材』たちでした。どれもが同じように耳に名札を取り付け、首輪同士が鎖で繋いでありました。その列にわたしも加えられます。
 先頭の『食材』の鎖を引いて、処理員さんはさらに別の部屋に進みます。物々しい鉄製の扉を潜ります。
 この時、視線は向けていませんでしたが、その扉の脇には『屠殺室』と書かれているプレートが掲げられていました。
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