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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

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お嬢様は『処理される』のがお好き5

 わたしは口の中にふくらはぎのソテーを含みます。 
 適切な調理をすることでかなり柔らかくはなっていますが、やはりかなり硬い筋が残ってしまっています。
 小さく切り取ったつもりでしたが、なかなか噛み切れず、やむを得ずそのまま水で流し込みます。
「……ふぅ」
 思わずため息が出てしまいました。食材に悪いとは思いつつ、こんなに触感や肉質が違うとは思っていませんでした。
「お嬢様。やはりお口に合いませんか?」
「……そうですね。いえ、美味しくないわけではないのですけど、思った以上に食べづらくて……」
「仕方ありません。お嬢様がいつも口にしているお嬢様ご自身の人肉は、牛肉で例えるのであれば余計な筋や脂身の少ない最高級肉……人肉であればいいという水準で作られ、さらに雑に処理されているその肉は、そこらのスーパーで買う肉よりも劣ります」
 そこまでわかっていたのなら、先に教えておいてほしかったです。
 思わずそう言いかけましたが、よくよく考えてみるとそういわれていたとしても、とりあえずは経験だと食べていたであろうことを思い、口をつぐみました。
 目の前にはその人肉を使用した料理がいくつも並んでいます。
「お嬢様、どうされますか? 無理をなさる必要はないかと思われますが」
「……いえ、一度箸をつけた料理を残すのは主義に反します。この料理は、最後までいただきます」
 わたしはそう決めました。自己満足でしかありませんが、自分がそうされたら嫌だったからです。食べられるために食材になったのに、残されて廃棄されるなんて絶対に許せませんし、したくありません。
「了解いたしました。お嬢様」
 わたしのわがままでしたが、礼司さんは頷いてくれました。
 再びわたしは料理を口に運びつつ、この食材の質はともかく、あの機械的に処理される感覚自体は悪くなかったと考えていました。
 まさに自分がひとつの食材でしかないことを、強制的に理解させられる感じでした。
 さすがに『わたし』を大量に処理するような設備を作るわけにはいきませんが、可能なら一度自分自身として体験してみたいものです。
(……今度、精肉業者に相談してみましょう)
 自分自身があのレーンに流されて処理されるのを想像しながら、わたしはそうやって処理されてきた食材をさらに口に運ぶのでした。


~お嬢様は『処理される』のがお好き 終わり~
 
 
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