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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

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殺人プレイ『自殺』4

 それはまるで断頭台に進む死刑囚の気分だった。
 私は足を縛る縄の先端を、ウインチの真下に置いた重しにくくりつける。ここから離れらないようになった。それはまるで囚人か何かのようだったけど、別にそれが目的じゃない。
 次に、私は傍においておいたウインチのリモコンを手に取り、立ち上がる。フックをちょうどいい位置にまで下げる。ちょうど私の背中くらいの位置だ。
 身体を締め上げる縄の、背中側に作った輪っかに両手を通す。これだけなら、まだ腕は自由に近い。抜こうと思えばいくらでも抜ける。
 けど、同じように輪っかを作っておいた縄尻を、天井からぶら下がるフックに引っかけたあと、私は手に握っておいたリモコンを操作して、天井のウインチを始動させた。徐々に鎖が引き上げられ、縄尻が引っ張られる。
「むぐぅ……!」
 その途端、全身に巻いた縄が、強く私の体を締め上げた。同時に腕を通している輪っかも締まり、私の両手の自由は簡単に奪われる。
 私はリモコンのスイッチを入りの状態にしたまま、それを慎重に手放す。リモコンは地面に落ちて転がった。ウインチの動きが止まっていないことを確認してから私はそれを遠くに蹴とばした。行儀が悪いけど仕方ない。
 これでもう、私にウインチを止める方法はない。
「あっ……!」
 私は自分の体が浮かんで、思わず声を上げていた。体を縛りあげている縄が、さらに食い込む。さらにウインチは動き続け、足元の重りに繋いでいる縄にも遊びがなくなった。
 その瞬間、さらに強い力で体が締め上げられる。
「むぐっ……!」
 猿ぐつわの中で、私の絞り出された声がくぐもって消えた。
 先輩はウインチが巻かれ過ぎると自動的に止まるように安全装置を作っていたけど、それはあくまでも巻かれ過ぎて負荷がかかった時だけだ。だから、その鎖からさらに延長された縄に絞りあげられているもののことは考慮に入っていない。
 それはつまり、私は限界を越えてもなお、その縄によって絞り出されてしまうことになるということだった。
 普通なら持ち上げられるだけで終わるだろうけど、足を真下の重りに接続しているから、持ち上げられることもない。私は空中で縄に絞りだされて、ぐちゃぐちゃに潰されてしまう。
 その時の瞬間のことを考えると、縛られた体のなかで心臓が激しく高鳴っていることを自覚した。
 ドキドキしながら、その時を待つ。
「う……ぐっ、ぎっ」
 テンションはすでに限界に近い。私の体は食い込んだ縄のせいで至るところが鬱血し、骨が軋む音さえしていた。
 先輩がいたなら、ここで私を殴るなり蹴るなりしてさらに苦痛を与えてくれただろう。先輩がいないことが残念でならない。けれど、これは先輩が提案してくれた自殺の仕方。これは先輩に殺されているのだと思えば、肉体的なものだけじゃない、確かな満足感を覚えることができた。
 そんなことを考えている間にも、さらに、ウインチは強力な巻き上げを続けている。

 この時、私はまだ、このあと訪れる壮絶な結果を予想さえしていなかった。
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