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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

殺人プレイ『自殺』5

 食い込んだ縄に、体がバラバラにされてしまいそう。
 ウインチは機械的に、定められた力で淡々と私の身体を引き絞っていく。そこに情はなく、ただ決められたとおりに動くだけだった。
「ふー……ふー……」
 限界以上に縄が身体を締め潰してくるせいで、私は声もあげられなくなっていた。声をあげないようにと猿轡をしたけど、これなら必要なかったかもしれない。
 吊るされたボンレスハムのように、私の体は縄目によって細分化され、見た目からすればきっと悲惨な体になっているのだろう。あとで先輩と見るときにどんな風になっているか確かめよう。
 ひときわ強く縄が引かれる。
 肋骨がへし折れる音が、体の中で響いた。
「ゴブッ」
 押し出された血が口から吹き出しそうにる。もちろん、猿轡によってそれはこぼれることなく、口のなかに血の味が広がっただけだった。
「ヒュー……ヒュー……」
 折れた肋骨が肺を傷つけたのかもしれない。まともに呼吸もできなくなった。そもそも、大分前から胸が膨らまなくて呼吸はできないに等しかったのだけど。
 意識が遠ざかりかけるのを感じ、咄嗟に体内のナノマシンを応用して頭に自動的に酸素が供給されるようにした。私のナノマシンの能力は基本的に回復力特化であって、いろんな操作ができる類のものではなかった。けど、何度も何度も殺されたせいで、ナノマシンの扱いに長けて来ていた。
(これなら……首だけになってもしばらくは生きてられるかも……?)
 先輩に殺されるのは嬉しいけど、途中で意識を失ってしまうことも多かった。それなら、と編み出した方法ではあったけど、これは案外使えるかもしれない。
(また先輩にいって、これを活かす殺し方をしてもらおっと……)
 そう考えていると、さらに縄が私の体を細く、小さく締め上げていく。
 心臓もまともに機能していないだろう。私はいよいよ死ぬ未来が直前になって、興奮も絶頂だった。
 そのとき。私の体は、かすかに持ち上がった。
(あれ?)
 まだ私の体は破壊され尽くしていない。どういうことかと思ったら、重りが持ち上がってしまっていた。
(そういえば……持ち上げる力は、最大一トンくらいだったっけ)
 そんな強度がいるのかどうか疑問だったけど、それがまさかこんなところで生きてくるとは思わなかった。
(だいじょうぶかなぁ)
 建物の心配をした私だったけど、もっと違うところに問題はあった。
(……あ。これって)
 徐々に引き上げられていく私に、ウインチが近づいてくる。その回転は止まりはしなかった。
(……先輩、ごめんなさい)
 私は自分の体がウインチに巻き込まれてぐちゃぐちゃになっていくのを感じながら、ウインチが壊れてしまわないか心配になった。
 その後、旅行先から先輩が戻ってきたとき、私はウインチに巻き込まれて肉片になっていたらしい。
 旅行から帰って早々、ウインチから解放してもらうために先輩には苦労をかけてしまった。ほぼ半死状態になっていたせいもあって、血が固まってたりウインチが歪んでたりで相当苦労させてしまったみたい。
 だから、いくら我慢できなくても、自分で死ぬのは控えようと思った。

 それにやっぱり、先輩に殺された方が気持ちいいし、ね。


~殺人プレイ『自殺』 終わり~
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