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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

殺人プレイ『福殺』5

 小さなまりかさんを、掴んで持ち上げる。
 力を込めて握りしめると、彼女の体が軋んだ。
「ぐぎゅっ! ……ぐ……え……っ」
 悲鳴もあげられず、苦しげにまりかさんが潰れた声を上げる。僕はそんなまりかさんをしばし見つめて、その体を自分の口元に持っていく。そして、大きく口を開けた。まりかさんが期待を込めた眼差しで僕を見上げているのがわかる。
 僕は変異させた全身の中でも、もっとも変化させた頭部を慎重に動かし、まりかさんの上半身に噛みついた。
 ぐちゃり、とまりかさんの体が真っ二つに裂け、中から大量の臓物が飛び出して口の中に広がるのを感じる。
 味覚は切ってあるから、味はわからないけど、触感ははっきり伝わってくる。人間の触感は独特で、いかに柔らかそうな女性のまりかさんでも、その体をかみ砕くには相応の顎の力が必要だった。カニバリズムという嗜好は現代にも存在しているけど、人間を生のまま食らうことができるのは僕の持つ変化能力あってのことだ。
 バリボリ、と口の中でまりかさんを捕食する。手の中に残った下半身は、まりかさんの意志に関係なく、びくびくと両足をばたつかせて動いていた。口の中に入った上半身も、まだ生きているのを示すかのように動いている。まりかさんの頭を潰してしまわないようにしながら、ひとしきりまりかさんを咀嚼した僕は、残る下半身も口の中に放り込み、さらに咀嚼する。
 そして、ぐちゃぐちゃにかみつぶしたまりかさんを喉の奥に流し込んだ。このまま消化してしまうというのはありだが、あくまで原作に則るならそうしてはいけない。そのために体内までしっかり変異させてある。
 僕は喉の奥あたりで、まりかさんの全身がとどまっているのを体内のかすかな感覚で感じ取っていた。
 まだ生きているのか生きていないのかはわからないけど、当然体内は明かりも何もない真っ暗闇だ。いつまでもこのままではつまらないだろうと考え、少し経ったところで僕は彼女を吐きだすことにした。
 この巨人は消化器官を持たない設定らしいので、人を食い続けてお腹がいっぱいになったら吐き出してしまうのだ。これはそれを踏襲した行為というわけ。
 僕は机の上にまりかさんの骸を吐きだす。どろどろした血肉の塊となった彼女の体に、彼女自身の頭が埋まっている。その表情は苦悶と恍惚の中間くらいのものになっていて、よく楽しんでくれたことがよくわかった。
(さて……元に戻るのにどれくらいかかるかな?)
 そう思って僕は彼女が蘇ってくるのを待った。

 ほどなくして、彼女の体が再生をはじめ、通常よりもずっと早い速度で元通りの綺麗な体を取り戻した。
 満足そうに体を伸ばしたまりかさんは、僕を見上げてにっこりと笑う。
「いや、小さくなることで色々なプレイをされてきたけど、直接食われるなんて経験は初めてだよ。君のところに来てよかった。とても素晴らしい殺し方だね」
 その満足そうなまりかさんの様子に、僕は内心胸をなでおろした。
「満足してくれてなによりだよ。……それにしても、ずいぶん回復が早かったね?」
「ああ、いまは小さいからね。普通の人間サイズの時は、もうちょっと時間がかかると思うよ。申し訳ないけど……」
「あ、ごめん。そういうつもりで言ったわけじゃ……」
 小人になれる特化能力なんて最高の能力がすでにあるのだから、それ以上のものを望んだら贅沢というものだ。僕は慌てて話題を変えることにした。
「えっと……そうそう! まりかさんの家はどこ? 遅くならないうちに送るよ」
 帰る時間を考えておかなくてならないだろう。犯罪のおきようのない現代では家まで送らなくても安全は確実なんだけど、こんな世界になる前からの慣習で、帰りが遅くなった女性を家まで送るのは男の務めだった。
 そう思っての質問だったのだけど、まりかさんは予想外のことを言い始める。
「家は引き払ってきたよ。預金通帳や実印なんかの、大事なものは柊山さんに預けてある。しばらく必要ないからね」
「……へ?」
 思わず間抜けな声が出てしまった。
 そんな僕の反応が面白かったのか、彼女は悪戯の成功した子供のような笑みを浮かべた。
「君が満足するまで、私はここにいるよ。迷惑ならすぐ帰るけど……君が望むなら、いくらでも、何度でも、いつでも、私を殺していいんだよ?」
「…………」
 僕はその言葉の意味を飲み込むまでしばらく時間がかかって、ようやく理解に及んだ。
「えええええ!?」

 こうして、僕と家咲音まりかさんとの同棲生活は始まったのだった。
 あまりの幸運で自分に都合のよすぎる展開に、僕は夢なんじゃないかとしばらく悩んだものだ。


~殺人プレイ『福殺』 終わり~

 
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