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黄昏睡蓮

猟奇系、グロ系の18禁小説を書いています。関連の同人・版権作品のレビューも書きます。18歳以下の閲覧禁止。毎日更新を目標にしています。

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金色スライム 3


 顔の一部以外、金色の流動体に覆われた人間が、ふらふらと歩いている。
 正確には歩かされているのだが、それを理解出来るのはそれをされている本人だけだろう。スライムの力は強力で、抗おうにもどうにもならない状態だった。そもそも、彼女が覆われているのは身体の表面だけではない。
 彼女の股間、膣と肛門にもスライムは入り込んでいて、その体内を口に至るまで貫き通している。彼女の身体はスライムがその身体を収納するための袋として活用されていた。本来そのスライムは不死者を捕らえる、というためのものであるためか、行動するためには不死者になるべく多く触れている必要があるようだ。
 肛門から口内までスライムで埋め尽くされる感覚というのは、想像を絶する苦しみと違和感が伴うものであったが、二千年間ずっとそれをされていた不死者の彼女にとって、その感覚はすでに慣れたものであるはずだった。それゆえに発狂こそしていなかったものの、二千年間と違い、スライムが能動的に動いているということが彼女に新鮮な感覚を与えている。
 彼女は自分の意思ではないとはいえ、見えている視界が変化していくということに少し感動していた。同時に顔まで含まれた全身を覆われていないことに違和感を覚える。
(どうして眼まで覆わないんだろう……? 動くだけなら、全身覆ってしまってても変わらないはずだけど……)
 その疑問にスライムが答えを返すことはなかった。実のところ、その理由はスライムが自由に行動するためだった。不死者を捕らえているという状態でありながら、一部を解放しておくことで、まだ完全には捕らえていない、捕らえるために動かなければならない、というように自身が行動する理由付けにしているのだ。
 定められた行動様式を逆手に取り、より動きやすいようにしているのである。そのことは不死者の彼女にはわからなかったし、わかったところでどうにもならないことだった。
 スライムに覆われ、無理矢理移動させられている不死者の彼女は、二千年前に通ったダンジョンを逆側から歩いていく。かつては彼女を散々殺し尽くした恐ろしいデストラップの数々は、出て行く方向であろうと通りすがった者に反応し、発動する。
 彼女めがけて、凄まじい質量の鉄球が転がってきた。かつて彼女はそれでヒキガエルのように潰されて床と一体化してしまったものだが、今回は違った。
 スライムに覆われた彼女の身体に、勢いよく転がってきた鉄球が衝突する。凄まじい音が響き、彼女の身体が大きくひしゃげた。だが、スライムはその場に張り付いたように動こうとせず、凄まじい負荷が彼女の身体にかかる。
(ぐぎゅっーー!)
 彼女は立ったまま身体がプレスされるという希有な体験をすることになった。身体が平べったく潰され、一枚の板のようになってしまう。
 鉄球の勢いが止まる。それと同時に、スライムは彼女の口からその身体を勢いよく飛び出させた。
(……っ!)
 口から身体がまくり上げられるような、凄まじい激痛が彼女を襲う。スライムは彼女の身体を貫いているため、口から出ようとする動きは、身体の中を這いずって抉っていくことに等しい。
 彼女に地獄の苦しみを与えながら出て行ったスライムがどうしたかといえば、受け止めた巨大な鉄球を丸ごと包み込んでいた。そして、溶解液を作りだし、巨大な鉄球を丸ごと溶かしてしまう。恐ろしい速度の溶解速度だったが、不死者の彼女にしてみれば鉄球のことだけに注目していることはできなかった。
 なぜなら、鉄球を溶かそうとスライムが溶解液を出した時、同時に彼女にまでその溶解液の影響が出ていたからだ。
(ギャアアアアッ!!)
 鉄をも溶かす溶解液が彼女の身体を外から内から溶かす。あくまで鉄球を包んでいる部分が本命だからか、一瞬で肉も骨も溶けるというほどの影響は出ていなかったが、身体が溶ける激痛に違いは無い。むしろ鉄も一気に溶かすレベルではなく、じわじわと浸食するレベルな分、激痛のほどはむしろ酷いといえた。
 鉄球を丸ごと溶かす頃には、彼女の身体も全身の皮がずるむけになる程度には溶かされていた。外からはどうなっているかわからないが、スライムで満たされた身体の中も無事では済んでいないだろうことは明白である。
 元々悲鳴をあげることもできない状態の彼女だったが、いまはもう身体が自由であったとしても声をあげることもできないだろう。
 スライムは鉄球を取り込んだ分、その質量を大きく増していた。そんなスライムが、口から彼女の身体の中へと戻っていく。
(おごっ……おっ……あ……)
 身体が内側から裂けていく感覚が彼女を襲う。それでもスライムは彼女の身体の中に入り込むことを止めようとはせず、風船のように彼女の身体が膨らんでいった。すでに溶解液によってボロボロだった彼女の身体は容量以上のスライムが入り込んで来たことによって、いたるところで皮が千切れ肉が溶け落ち、もはや内側からスライムが飛び出したのか、スライムの中に千切れた肉が浮かんでいるのかわからない状態になり、彼女の臓器が身体の外に零れ出して――彼女は二千年ぶりに死んだ。

続く
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